文書館のお知らせ

はじめての古文書講座(春季)の受講者数が定員に達しました(お礼)。

令和7年度の「はじめての古文書講座(春季)」にお申し込みをいただきありがとうございました。

おかげさまで定員となりました。

 

次回の「はじめての古文書講座」は、秋季に開催する予定です(11/13(木)・20(木)・27(木))。

受講の申し込み受付の開始は、10/10(金)です。ホームページでもご案内いたします。

受講ご希望の場合は、10/10(金)以降に文書館までお申し込みください。

「新潟文化物語」に当館所蔵の”お宝”が紹介されました

県文化課では、県内各地に根付いた魅力的な文化をポータルサイト「新潟文化物語」を通して発信しています。

その中の特集「新潟の美術館・博物館にある「お宝」」に、当館所蔵の「まいにちひらがなしんぶんし」(請求記号 E9124)が紹介されています。

この春、県内の美術館・博物館のお宝を見学する、小旅行はいかがでしょうか。

「まいにちひらがなしんぶんし」は閲覧が可能ですので、当館にお立ちよりの際はぜひご覧ください。

 

*くわしくはこちら

越後佐渡ヒストリア第107話を掲載しました

現在までよく残っている古文書の1つに借金証文があります。借金証文には借金の理由や担保物件などが記載されており、そこから人々の暮らしを垣間見ることもできます。第107話では、文書館所蔵の借金証文を取り上げます。

今に残る借金証文を通して、江戸から明治期における人々の暮らしをみていきましょう。

 

*「ヒストリア」第107話はこちら

「文書館だより」第42号を作成しました

 「文書館だより」第42号を作成しました。

 今号では、2024年に寄贈された「益田孝関係資料」について取り上げます。

 益田孝(1848~1938)は、佐渡生まれの実業家。優秀な役人であった父・鷹之助の昇進に伴い箱館、江戸で生活。ヘボン塾で学び、米国公使館勤務の際に公使ハリスに接しました。1863年、わずか15歳で遣欧使節団に随行、帰国後は幕府騎兵隊の指揮官に就任しました。維新後は輸出商に転じ、井上馨の知己を得て貨幣制度や先収会社の設立に寄与。1876年、先収会社を改組して三井物産を設立し社長に就任しました。その後、三井財閥内部の権力闘争を経て実権を握ると、藩閥や学閥といったしがらみにとらわれない人事で団琢磨ら新進を抜擢し、三井発展の礎を築きました。

 「文書館だより」では、益田孝の残した書簡のうち、「明治名士手紙」の一部を翻刻、訳したものを紹介しております。ぜひご覧ください。

 

*「文書館だより」第42号はこちら →第42号.pdf

4月1日から開館時間を変更します

令和7年4月1日(月)より、新潟県立文書館の開館時間は以下の通りとなります。

これからも当館をよろしくお願いします。

 

≪開館時間≫

火~日曜日 9:30~17:00

*祝日・振替休日で開館した月曜の翌平日は休館します。

第2回歴史講演会を開催しました(御礼)

 県立文書館では、3月1日(土)、講師に安宅俊介先生をお招きし、第2回歴史講演会を開催しました。

「廻船問屋と対立する人々 -近世新潟町の諸相ー」と題し、江戸から明治にかけて新潟町に暮らした人々の実態を、廻船や鮭漁に関わる多様な逸話を交えて、生き生きと紹介していただきました。当日寄せられたたくさんの感想と質問のうち、その一部を以下に紹介します。

≪質問≫ *安宅先生に回答していただきました。

 

「鳥屋野祭り(4月25日)の資料を閲覧したいのですが、ありますか。」

⇒残念ながら「鳥屋野祭」(鳥屋野詣り)について。新潟市歴史博物館には現物の史料の所蔵はありません。

例えば『新潟市合併町村の歴史 第4巻 (中蒲原郡から合併した町村の歴史 下 鳥屋野・石山・曽野木・両川・大江山)』552頁によれば「鳥屋野祭 25日。鳥屋野の親鸞聖人をまつる西方寺の鳥屋野祭は盛大なもので、近郷近在の人が大勢お参りした(以下略)」等と説明があります。

また『新潟新聞』事に短い記事ですが掲載があるようです。

例えば『新潟新聞』を集成した『新潟市合併町村の歴史 基礎史料集 4 (新潟新聞 明治編 下)』23頁に掲載された「雑報」に「◯鳥屋野祭 例年の通り今廿五日は親鸞上人の旧跡なる鳥屋野祭なれば天気の模様に依り定めて賑ふとなるべし」(明治27年4月25日)とあります(他『新潟市合併町村の歴史 基礎史料集 3 (新潟新聞 明治編 上)』613頁にも掲載あり)。

 

「町人の他に百姓はどれくらい住んでいたか。畑の広さ?作物?なども知りたい。」

⇒講座でお話した頃、江戸時代後半、新潟町で農業に専従していた人(あるいは小作人)が全体で何人いたのかという点はわかりませんでした。耕作地は、町域の信濃川の川べり、島などや、海側の浜と町の間(寄居側など)に点在していたようです。作物は、新潟町の史料のなかで頻繁に「田畑」という表現が出てくることから、少なくとも稲作、畑作は行っていたようです。畑については、例えば弘化3年の町内の三献茶屋というあたりの畑に関する史料(新潟町会所文書338、新潟市歴史博物館)があり、それによれば大豆が作られていたことがわかります。

 信濃川側の耕作地については、たとえば弘化2年の「町方請島々野永取立帳」(町会所336)という史料があります。それによると「代官島」「水島」「榛木島」「秣島」などに合計約45町ほどの畑があったようです。この史料、末尾の文章(「右は町方請御願済之上私共小作ニ被仰付……(中略)御請証文差上申候処如件」)の後の差出人には「仁四郎」以下合計で35人の名前が記されています。このあたりの代表的な作物は梨だったようです。

  また、たとえば嘉永元年から4年までの間に、寄居白山外新田内に新潟町(「新潟浜村」)所持の耕作地ができたようです(新潟奉行川村修就関係資料165、新潟市歴史博物館)。この史料によれば以前は耕作地だった荒地を再び起し返した耕作地が6町程、空き地だった場所を新たに開発した場所が18町程とあります。こちら側、川べりとは異なり海風による「飛砂害」、それによる埋没という難点がありました。このように耕作地は、時期によって増減があるようです。

また、特に浜手側には、天保3年に渋柿を植えようとしている史料(町会所315)や、あるいは飛砂害に対する「砂除」の一環で桑、楮、栗、桃などを植えようと計画した絵図などが残っています。

「幕末に開港した5港のうち、新潟が発展しなかった理由は。」

⇒新潟港は開港五港の中では貿易量が少ない所でした。港として水深が浅く、大型船は利用しづらかったこと、冬季に海が荒れることがありました。また大型船が利用可能な近代的な埠頭など、港湾整備も大正期まで待たなければなりませんでした。

 この他、他の開港場所と比較した場合、貿易品(外国向けの有力商品、例えば生糸など)があまり無かったことが理由として挙げられるようです。

 その後、現代に至る各都市の差異は長い時間をかけて、周辺の環境をはじめ無数の要因が大変複雑に関係した結果によって生じたものであると思いますので、少なくとも私には簡単に申し上げることができません。

(なお、現在の新潟市が発展しているか否かは、どういったことを尺度にするか、によって変わってくるものと思いますが、現在、本州日本海側唯一の政令都市であるという点から見れば、やはり開港五港の一つとなったことは、新潟市にとって大きなことだったのではないかと思っています。)

 

≪感想≫

・自分の育った地域がテーマで、先祖の生き様を知ることができて良かった。今後もこのような講演会をよろしくお願いします。

・新潟町は廻船の利益で繁盛していると、当時の人々が思っていたのが面白かった。先生の、「新潟は廻船ファーストの町」というフレーズが自分的には刺さりました!

・信濃川の流域の変化や、(それに伴う)堀、港の変化なども知りたい。

 

 

 

 

古文書輪読会を実施しました(御礼)

文書館では、古文書輪読会を開催しました。

月に1回のペースで計8回にわたって、江戸時代の日記を輪読しました。 

(6・7・8・10・11・12・1・2月の計8回実施。)

古文書解読経験のある参加者同士で文字と内容を検討し合うことで、古文書解読能力の上達を目指しました。

今年度のテキストは、江戸時代の頸城郡田村組大庄屋を務めた笠原文右衛門の日記『公私日暦』でした。

 

*『公私日暦』(天保十年正月(請求記号 E2307-23))は閲覧できますので、機会がありましたら当館にぜひ足をお運びください!

 

【輪読会の様子】

受講者が自力で古文書を解読し、交代で発表し合いました。

江戸時代の村のあり方について、受講者と講師で「実態はこうだったのでは?」と意見が交わされ、活発な雰囲気でした。

 

【受講された方の感想(一部)】*遠方からもご参加いただき、ありがとうございました!

・江戸時代の大庄屋の実情、実態が良く分かってきて、とても勉強になりました。

 読解は難しく、相当勉強しないと満足するレベルに達することはできないなと感じました。

 「三人寄れば文殊の知恵」とすべく、グループ検討の場(班学習)の時間がもっとあれば良かったと思います。

・楽しく学んだ輪読会でした。考えたことを気軽に発言できることはとても良いことだと思います。

・月に2回でも良いです!

 

 

 

文書館講座を開催しました(御礼)

 文書館講座を以下の日程で開催しました。今年度は、希望者多数のため、会場を大研修室からホールに急きょ変更して開催しました。(受講者の皆様におかれましては急な変更にご対応くださり、誠にありがとうございました。)

寄せられた感想のうち、一部ではありますが以下に紹介します。

当館では今後も様々な講座を開催してまいりますので、ぜひご参加ください。

 

≪期日≫ 令和7年1月29日(水)13:30~15:30 

≪会場≫ 県立文書館1階ホール

≪演題≫「在来線からたどる新潟県鉄道のあゆみ」  

講師:山沢拓見(県立文書館会計年度任用職員)

 

*感想の中から一部を紹介します。

鉄道にまつわる貴重な体験をお書きいただいた皆様、誠にありがとうございました。

今後の活動の参考にしてまいります。

「新潟県の鉄道の始めは新津だとばかり思っていました。直江津がなぜ最初のポイントになったのか、有力者の存在と地の利の良さが要因だと知り、納得がいきました。個人的に、羽越線は高校時代に通学で利用したので、成立のいきさつを知り、とても感慨深いものがあります。今回紹介されなかった他の路線についても機会があれば聴講したいと思います。ありがとうございました。」

「新潟の鉄道のことをとても楽しく学ばせていただきました。白新線の由来、納得しました。」

「米坂線や、赤谷線のことも聞きたいです。もし、今後機会があったらテーマにお願いしたいです。」

「通勤に信越線を利用しています。日常的に接している「モノ」である電車にも、日本の近代化にまつわる歴史があり、暮らしを豊かにしようとした有名無名の人々のドラマがあったのですね。そうした歴史の延長線上に今の私がいるのだなあと実感しました。今後は、少子化などで地方自治体の維持が難しくなる中で、廃止される路線も増えるのでしょう…。複雑な思いですが、では今の自分にできることは何かなあと考えるきっかけにもなりました。ありがとうございました。」

 

 

 

古文書初級解読講座(冬季)を開催しました

 文書館では、古文書初級解読講座(冬季)を開催しました。(Aコース:12月11日・18日(水) Bコース:12月13日・20日(金))

今年度は、「近世越後の村休み」と題して、江戸時代の村で定められていた休日の謎に迫りました。

受講者の方から講師にたくさんの質問が寄せられ、活発な雰囲気の中で江戸時代の古文書について学びました。

 ご参加いただきありがとうございました。

感想の一部を以下にご紹介しますのでご覧ください。

≪講座の様子≫

≪感想(一部)≫

・子供の頃、村落共同体が機能していて、20軒ばかりの農村集落だったので、農休日が決まっていた。年間で、一日の休みと半日休みが決まっていた。一日の休みは「坊主休み」といって村の相談で決めていた。その日は田畑で仕事をしないようにしていた。急きょ一日休みになるときは町内役の人が知らせに来て、村全体で休んだ(昭和32年頃の話)。そんなことを思い出しながら、今回のテキストを解読して楽しかった。

・村休みの類の文書は以前も目にしましたが、なぜなのかは分からずそんなものかと思っていましたが、江戸時代後期の豊かさが農村の働き方にも影響した結果と教えていただき、納得しました。ありがとうございました。

・まったくの初心者だったので、これからも機会を設けて勉強したい。歴史全般に興味があるのでもっともっと勉強の機会を持ちたい。高校の担任が書道の先生だったので昔のことを思い出しました。

 

 

 

 

マイクロフィルムリーダーが新しくなりました

*操作方法につきましては、当該職員までおたずねください。

 

~マイクロフィルムリーダーの事前予約が可能になりました~

 

(1)受付期間

 

 ・利用希望日の30日前から2開館日前の閉館時間まで

 

 ※30日前にあたる日が休館日の場合、窓口及び電話での受付は翌開館日から受付を開始します。

 

(2)受付方法

 

 ・窓口(閲覧室)

 ・電話 025-284-6011(開館時間中のみ)

 ・オンライン 新潟県電子申請システム

 

  新潟県電子申請システム マイクロフィルムリーダー予約のページ (リンク)

 

 ※「新潟県電子申請システム」の利用者登録は不要です。

  「利用者登録をせずに申し込む方はこちら」をクリックしてフォームに進んでください。

  必ず注意事項をご確認ください。

 

(3)予約枠

 ・下記のとおりです。ご希望の枠を予約時にお伝えください。

 ・お一人につき1日1枠予約ができます。終了時刻の時点で次の利用が無い場合は、引き続き利用ができます。

 

  A枠  9:30-12:00

  B枠 12:10-14:40

  C枠 14:50-16:50

  D枠 17:00-19:00 ※D枠は、県立図書館のマイクロフィルムリーダーを利用(平日)

 

(4) 注意事項

 

 ・キャンセル待ちは受付しません。

 ・予約が確定しても、機器の故障等で利用ができない場合があります。

 ・機器の故障等で利用できない場合は、予約者に対して当館から速やかに連絡します。

 ・予約の時間に遅れられた場合でも終了時間の延長はできません。

 ・予約開始時刻を30分過ぎても来館されず連絡もない場合は、キャンセル扱いとして予約を解除します。

 ・利用時間の超過や、予約後の不使用等が続いた方については、予約受付をお断りすることがあります。

 ・来館当日に予約なしでも利用することができますが、事前予約が入っている場合は予約をされた方が優先となります。

年末年始休館日について

12/29(日)から、1/4(土)まで、文書館は年末年始休館となりますのでよろしくお願いいたします。

本年もご利用いただきありがとうございました。

越後佐渡ヒストリア第106話を掲載しました

 選挙制度が何かと話題になった今年ですが、わが国では男子普通選挙法が開始された大正14年(1925)の衆議院議員選挙ではじめて点字での投票が公認されました。

 新潟県ではじめて点字投票が行われたのは、昭和2年(1927)の新潟県会議員選挙です。

 ヒストリア第106話では、この昭和2年の選挙に向けて新潟県が準備した際の書類を紹介します。

 

 *第106話はこちらからご覧ください。

 

はじめての古文書講座(秋季)を開催しました(満員御礼)

 今回の講座では、古文書に出てくる「変体仮名」のうち、当時よく使用された文字をマスターすることを中心に、古文書の種類や旧暦、干支や日時の表現などについて学びました。最終日には腕試しとして、19世紀に実際に書かれた「往来手形」を解読しました。今回の講座をきっかけに歴史の世界にさらに興味を持ってくだされば嬉しいです。

 現在、当館では初級古文書解読講座の参加者を募集しておりますので、よろしかったらご参加ください!

*初級古文書解読講座の案内はこちら → R6冬季初級解読講座.pdf

 

【講座のようす】

【ご感想の一部を紹介します】

・楽しかったです。3回では物足りないと感じました。

・身近な地域の歴史を分かりやすく講義してくださり、私自身も古文書が少し読めるようになったのがうれしいです。12月の初級古文書講座に申し込みましたので、またよろしくお願いします!

・3回の講座でしたが、文字の事や歴史的な背景などを興味深く学べ、とても有意義でした。随時このような講座を開催されることを希望します。

R6年度古文書初級解読講座(冬)を開催します

 11月7日より、冬季の初級古文書解読講座を参加者を募集します。

今回は「近世越後の村休み」と題して、江戸時代の村で定められていた休日の謎に迫ります。

Aコース:12月11日・18日(水)、Bコース:12月13日・20日(金)に分けて開講します。どちらか選んで受講していただきます。

 時間は13:30~15:30、県立文書館2階大研修室にて行います(受付開始は13:00)。

 

 ふるってご参加ください!

 

 *詳しくは以下のチラシをご覧ください。

 チラシ.pdf

 

はじめての古文書講座(秋季)を開催します(満員御礼)

*当講座は、ご好評につき定員数に達しました。誠にありがとうございました。

 これからも当館の歴史講座をよろしくお願いいたします。

 

 文書館では、11月12日(水)・19日(水)・26日(水)に、「はじめての古文書講座(秋季)」を開催します。
 当講座は、古文書の解読にはじめて取り組む方のための講座で、古文書の基礎知識を学んでいきます。少人数のクラスで、質問をしながら行いますので、「まったくの初心者です」という方でも落ち着いて学ぶことができます。当館所蔵の文書を取り上げつつ、古文書の基礎知識と昔の数字、年号、干支、方角などの語句や、「~候」などのよく使う言い回しを学びます。どうぞご参加ください。

 

~ご注意~

(会場は例年と異なり、「制作演習室」(1階)ではなく、「大研修室」(2階)になります。参加される方には当日あらためてご案内いたしますのでよろしくお願いします。)

 

はじめての古文書講座(秋)開催案内.pdf
 

<昨年の参加者の感想の一部を紹介します>
●古文書読解の初手として、大変興味深く思いました。

●なかなか一度では読めない。今後も初級者(初心者)向けの講座を続けてもらいたい。

●実物を手に取ってみたり触れたりできた事はよかった。資料の持つ意味や時代背景についてももっと知りたかった。

●資料を自分の力で解読することは困難も多くあったが、少しは面白くなったと感じています。

「文書館だより第41号」を作成しました

「文書館だより第41号」を作成しました。

今号では、江戸時代の見附で流行した、俳諧について取り上げます。

現在、俳句は国内外でブームになっていますが、江戸時代の越後・佐渡ではどのような人々が、俳句(当時は「俳諧」というのが一般的だった)を作っていたのでしょう?

文書館所蔵の、小林一茶の書状(写真版)や当時の句集などから紐解きます。

 

 

第41号.pdf

 

 

NHK新潟の取材班が当館を訪れました

先日、NHK新潟の取材班が当館を訪れました。

取材の様子は、9月20日(金)6:10からのNHK「新潟ニュース610」にて放送予定です。

 詳細は… ぜひともご視聴ください!

 

 

撮影の準備。当館スタッフも少し緊張気味です(?)。



 

 

R6年度古文書初級解読講座(夏季)を開催しました【解読解答・家系図(修正版)付き】

 古文書初級解読講座(夏季)を、7月17日(水)・24日(水)・31日(水)の、計3日間開催しました。多くの方からご参加いただき、盛況の中で終えることができました。
 古文書初級解読講座は、比較的読み易いくずし字の解読演習と時代背景の解説を行う講座です。くずし字に慣れ親しんで、少しでも多くのくずし字を読めるようになりたい方を念頭において、講座を実施しています。
 今回の講座では、近世(江戸時代)のある村で実際に発生した変死事件と、被害者の家族や村の人々の行動を一紙文書から読み解いていきました。史料から当時の人々の生活の様子がうかがえたでしょうか。
 受講生の皆様、3日間にわたってご参加いただき、ありがとうございました。

 講座で出た質問につきまして職員で調べた結果、修正した解読解答と、家系図を以下に掲載しましたので、ぜひご覧ください!

 

 *詳しくはこちら R6夏初級解読解答(1日目).pdf  

          R6夏初級解読 解答(2日目).pdf

          R6夏初級解読解答(3日目).pdf

          家系図訂正.pdf

=====参加者の感想の一部を紹介します=====
■サスペンス劇場の趣でした。ドラマ化できる内容です。江戸時代も現代も、人間関係のゆがみがきっかけとなり犯罪が起こると思うと、やるせなさを禁じえません。このような「調査報告書」が現存することにより、当時の人々がリアルに想起され、読み解きが大変面白かったです。

■講座の内容で事後に訂正したものを、公式ウェブサイトに記載していただけるとありがたいです。

■地元の文書を読むのは楽しいです。

■当時の風習や、人々の「生」の心が伝わり、興味深いです。

=====講座の様子=====

 

 

 

【重要】特別整理期間休館について

新潟県立文書館では特別整理期間といたしまして以下の期間を臨時休館とさせていただきます。
利用者のみなさまにはご迷惑をおかけしますが、ご理解いただきますようお願い申し上げます。

特別整理期間により休館

6月10日(月曜日)~17日(月曜日)

はじめての古文書講座(春季)を開催しました

 5月15日(水曜日)・22日(水曜日)・29日(水曜日)に、「はじめての古文書講座(春季)」を開催しました。

 当講座は、古文書の解読にはじめて取り組む方のための講座で、古文書の基礎知識を学んでいきます。古文書の形態や用途を学習した後、よく使われる表現、間違いやすい文字などを細かく確認しつつ、元号と干支の関係や、江戸時代の社会の仕組みなどの知識を深めました。そして、往来手形や離縁状、借用証文といった様々な文書の解読に挑戦しました。

 受講生の皆様、3日間にわたりご参加いただきありがとうございました。

 今年度の「はじめての古文書講座」は、秋季にもう一度企画しております。ホームページをご覧になって興味を持っていただいた方、次回の参加をお待ちしております。

 皆様の感想より、一部を紹介します。

・パズルをしているみたいで楽しく受講しました。引き続き学習したいと思います。
・表具を趣味としているのですが、掛軸は作れても読めない文字に困っていたため、本当に助かりました。
・初めて古文書に触れ、難しいと感じました。今回、少しばかりですが本物の古文書に接し、難しいながらも面白く感じました。昔の人の一端に触れることができ、面白かったです。

 

越後佐渡ヒストリア第105話を掲載しました

 第105話は「村での裁判-稲を盗んだのは誰か⁉」です。

 近世(江戸時代)の農村では、窃盗などの軽微な犯罪は村内で解決していました。しかし、警察や裁判所という組織が無いなか、村ではどのように犯人を見つけ、処罰していたのでしょう?

 文化6年(1809)に、頸城郡梶村(現上越市吉川区)で起こった稲の窃盗事件を例に、小さな村社会における犯人の選出方法と処罰を見ていきます。

  

 越後佐渡ヒストリア第105話はこちらをご覧ください。

第2回歴史講演会の様子を紹介します

 令和6年3月2日(土)に、令和5年度第2回歴史講演会「越後上杉房定と関東」を開催しました。 

 講師には、群馬県立歴史博物館の森田真一氏をお招きしました。 

 上杉房定は戦国時代の前半の越後守護で、皆さんご存知の上杉謙信より100年ほど早くに活躍した人物です。関東から京都、そして越後に至るまでの上杉一門の関係や、関東の戦乱における房定の果たした役割について、非常にわかりやすくご講演いただきました。

 また、当館に寄託されている「善照寺文書」にも触れていただき、文書の内容についての考察をしていただきました。

 来年度にも歴史講演会の開催を2回予定しております。以降も魅力的なテーマでお届けしたいと思いますので、多くの方のご参加をお待ちしております。

*****参加者の感想の一部を紹介します。*****
●室町幕府と鎌倉府とのバランス関係が微妙な情勢の中、守護として越後の領国経営を行った手腕は大変なものだと思う。今まであまり触れる機会のなかった人物だけに、新発見があって勉強になりました。

●越後上杉氏の歴史の中でのあり方が違っていたら、今の新潟県のあり方もかなり変わったものになっていたのでは?と想像してみたくなった。

●難しい古文書解読の講演と考えていたが、歴史小説のような語り口で非常に面白かった。

●(善照寺文書の)研究の進展を期待しています。頑張ってください。

 

*****講演会の様子*****

 

文書館講座Ⅰを開催しました

 6月からスタートし、ほぼ月1回のペースで計8回にわたり文書館講座Ⅰを開講しました。

 今年度から始めた文書館講座は、当館所蔵資料をもとに新潟県の歴史を深掘りしていく講座です。この講座は古文書の輪読をとおして読解力を高めながら、当時の時代背景を深く知っていくことをねらって開講しました。

 江戸時代の日記を教材として使用しましたが、定型文ではなく日々の様々な出来事が記されており、読解や解釈に苦労されていたようです。したがって毎回予習が必須となりましたが、受講者の皆様には意欲的に取り組んでいただきました。開講中においては、最初のうちはまわりの様子をうかがう感じでしたが、回を重ねるにつれ解釈についての発言が活発に出るようになりました。また、講座前後や休憩時間には教材の紹介や連絡先の交換などをする姿が見られ、同好の士が定期的に集まる機会としても活用していただけたのではないでしょうか。

 来年度も同様の講座を名称を変えて開催する予定です。古文書解読力を高めたい方、主体的に予習をがんばれる方、お待ちしております。

 

<受講者の感想を一部紹介します>

・色々な人の書き癖があると思うので、今回の資料とは違う地域の人が書いた文章も読んでみたいです。自分にとってはかなりハードで大変でしたが、とても勉強になりました。ありがとうございました。

・8回の講座、楽しく参加させていただきました。難しくて読めない文字があるとすご~く悩むのですが、たった一字でも分かったときは嬉しくて、また読んでみようと思いました。いつも先生が詳しく内容を解説してくださるのでとても良く分かりました。1年間ありがとうございました。来年度も楽しみにしてま~す。

・皆さんと少人数で、自分が取り組む形(講義形式ではない)でやれ、とても刺激になりました。ありがとうございました。

・(受講者全体ではなく)お互い向かい合わせで、4人1組くらいで 検討しながら読むのもいいと思う。

 

<講座の様子>

 1日目(6月21日)

 

8日目(2月21日)

文書館講座Ⅱを開催しました

 「明治の政治家鈴木昌司の足跡」と題し、文書館講座Ⅱを2月7日(水)に開催しました。当日は急な会場変更をお願いすることになり、受講者の皆様にはご迷惑をおかけしました。

 今年度から始めた文書館講座は、当館所蔵資料をもとに新潟県の歴史を深掘りしていく講座です。今回は「解読」ではなく、「教養的」な講座として開催させていただきました。

 明治期に県会議員、衆議院議員としても活躍した鈴木昌司にスポットを当て、彼の足跡を通して県内の自由民権運動について解説しました。条約改正問題や保安条例など、教科書で知っていることが県内ではどのような動きとなって表れたのかを知ることができたのではないでしょうか。

 来年度も継続してこのような講座を開催する予定です。解読講座ともども、多くの方のご参加をお待ちしております。

 

<受講者の感想を一部紹介します>

・上越出身者として、大変興味深く拝聴しました。大変詳細に取りまとめており、大変良かったです。

・昔の政治家は活発に言論・行動をしていたと感心しました。地方出身者でありながら、特に条約改正を実現させた手腕は素晴らしい。

・明治時代の新潟県史の一部を教えてもらい大変興味深かった。膨大な資料を作っていただき、講師には敬意を表します。

・鈴木昌司の条約改正上奏案の提出における活動は新潟県の誇りであると思いました。大変分かり易い解説ありがとうございました。

 

<講座の様子>

 

越後佐渡ヒストリア第104話を掲載しました

 第104話は「羽越線開業にかける思い-山際敬雄と加藤勝弥-」です。

 日本海側の大動脈でもある羽越線ですが、開業の陰には尽力した人々の努力がありました。路線存続さえ話題になっている昨今、当時の人々の情熱に思いを馳せ、地域を支える路線について考えていただければと思います。

 関連して、第77話「初志貫徹!貫き通した上越線への想い!」と、第81話「代議士山際敬雄の想い」もご覧ください。

 

 越後佐渡ヒストリア第104話は、こちらをご覧ください。

 

 

 

古文書初級解読講座(冬季)を開催しました

 古文書初級解読講座(夏季)を、12月6日(水)・12月13日(水)にAコース、12月8日(金)・12月15日(金)にBコースで、計4日間開催しました。多くの方からご参加いただき、盛況の中で終えることができました。
 古文書初級解読講座は、比較的読み易いくずし字の解読演習と時代背景の解説を行う講座です。くずし字に慣れ親しんで、少しでも多くのくずし字を読めるようになりたい方を念頭において、講座を実施しています。
 今回の講座では、近世(江戸時代)の密通にかかわる文書をテキストとし、訴訟と裁定、事後の処理など、村の対応について紹介しました。史料から当時の人々の生活の様子がうかがえたでしょうか。
 受講生の皆様、2日間にわたってご参加いただき、ありがとうございました。

=====参加者の感想の一部を紹介します=====
■言葉は生きていて、時代によって異なっているという感じを強く持ちました。書き文章ですが、単語、言い回しが今とは異なっていて、そのままでは意味が取りづらい所がありました。話し言葉はどうだったのだろうと興味が湧きます。

■おもしろかったです。楽しかったので続けたいと思います。気長に導きいただき、度々よろしくお願いします。

■最初「まったく読めん!」と思っていましたが、説明を聞いて文字を眺めているうちに、しだいと模様から字に見えるようになってきました。講師はさらさら読んでいてすごいなーと思いました。

■くずし字を解読するだけでなく、そこから書いた人々の当時の状況までみえてくるのも古文書の面白さだなと思いました。ありがとうございました。

 

=====講座の様子=====

 

はじめての古文書講座(秋季)を開催しました

 11月8日(水)・15日(水)・22日(水)に、「はじめての古文書講座(秋季)」を開催しました。
 当講座は、古文書の解読にはじめて取り組む方のための講座で、古文書の基礎知識を学んでいきます。初日は古文書の形態や頻出する言い回し・人名、変体仮名など基本的な事項を学び、2日目から『往来手形』や『北越雪譜』、『人相書』といった様々な文書の解読に挑戦しました。また、解読と並行して辞書や練習用テキストの紹介もさせていただきました。
 受講生の皆様、3日間にわたりご参加いただきありがとうございました。
 

<参加者の感想の一部を紹介します>
●古文書読解の初手として、大変興味深く思いました。

●なかなか一度では読めない。今後も初級者(初心者)向けの講座を続けてもらいたい。

●実物を手に取ってみたり触れたりできた事はよかった。資料の持つ意味や時代背景についてももっと知りたかった。

●資料を自分の力で解読することは困難も多くあったが、少しは面白くなったと感じています。

 

<講座の様子>

 

越後佐渡ヒストリア第103話を掲載しました

 第103話は、「文書にみる印章使用の歴史」です。

 庶民による印章の使用は、江戸時代に広まりました。以来、日常的に印章が用いられ、書類作成や売買契約の際などには捺印が必要とされてきました。しかし現在、行政のデジタル化・効率化の一環として「脱ハンコ」が進められています。印章の歴史にとって大きな転機を迎えている今、改めて印章使用の歴史に目を向けてみます。

 

 越後佐渡ヒストリア第103話は、こちらをご覧ください。

「文書館だより第39号」を作成しました

 「文書館だより第39号」では、明治期の旧制中学生の日誌をとりあげました。学校生活での悲喜こもごもが記されており、時代が変われど若者らしい感性が伝わってきます。下記のリンクからご覧ください。

 また、10月17日(火)より開催される特別企画展や、昨年度新たに閲覧可能となった資料の紹介もしております。

 

 こちらをクリック → 文書館だより第39号.pdf(PDF形式:1,081KB)

第1回歴史講演会の様子を紹介します

 令和5年9月9日(土)に、令和5年度第1回歴史講座「東京の銭湯と新潟県」を開催しました。
 講師には、横浜都市発展記念館の吉田律人氏をお招きしました。
 京浜地域における幕末以降の銭湯経営の歴史と新潟県出身者の果たした役割について、社寺仏閣の石造物まで含んだ膨大な資料点検によって得られた研究成果を、分かり易く解説していただきました。身近なテーマでスライド資料も見やすく、多くの方にとってあっという間の2時間だったのではないでしょうか。中にはご自身の過去に思いを馳せながらお聞きになった方もいたかもしれません。
 今年度の第2回歴史講座は令和6年3月2日(土)に開催の予定です。今回に劣らず魅力的なテーマでお届けしたいと思いますので、奮ってご参加ください。

*****参加者の感想の一部を紹介します。*****
●東京の銭湯経営者に県出身者が多いことは聞いていたが、具体的な資料を目にして改めて納得した。
●講師の熱意が伝わり、またスライドも見やすく理解しやすかった。
●また別のテーマで(吉田様の)講演をお聞きしたい。

*****講演会の様子*****

 

【重要】8月28日(月)電話の不通について

いつも当館をご利用いただきありがとうございます。
電話機交換作業のため、下記の時間帯に電話・FAXが不通になります(FAX送信データは保存されません)。

ほぼ終日となりますので、ご用件のある方はこの日を避けてご連絡ください。

 

◆日時:令和5年8月28日(月曜日)午前9時~午後4時(予定)
 

ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解くださいますようお願いいたします。

【重要】8月28日(月)ホームページ機能の一時停止について

いつも当館をご利用いただきありがとうございます。
システムのメンテナンスのため、下記のとおり当館ホームページの一部機能が停止します。

 

◆日時:令和5年8月28日(月曜日)午前9時~正午(予定)
◆停止する機能:当館所蔵資料の検索、「越後佐渡デジタルライブラリ」、を含む機能全般

 

ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解くださいますようお願いいたします。

新潟江南高校美術部生徒の作品展示について

  新潟県立文書館は、県民の皆様が新潟県の歴史とふれあう機会がもてるように努めていますが、この度新潟県立江南高校美術部の生徒の皆様にご協力いただき、美術作品によって新潟県の代表的な歴史上の人物・文化財を表現していただきました。

 この度製作していただいた作品は「上杉謙信」「前島密」「萬代橋」の3作品です。絵画だけでなく、解説文もあわせて作成してくれました。いずれも新潟県民にはなじみのある歴史的なコンテンツですが、新たな一面の発見もあることでしょう。迫力あるタッチで描かれた「新潟県の歴史」を当館にてご覧ください。

 

 製作者紹介

  上杉謙信=青木優芽さん(3年)、五十嵐菜那さん(2年)

  前島密 =石﨑あみさん(3年)、永井実杏さん(2年)

  萬代橋 =加藤芽依さん(3年)、小林歩美さん(2年)

 学校行事や定期試験の合間を縫って、歴史について学んだり現地調査するなどしながら約4か月間の期間を費やして製作していただきました。ありがとうございました。

 

上杉謙信(1階 エントランス)

 

前島密(2階 閲覧室)

 

萬代橋(2階 閲覧室)

越後佐渡ヒストリア第102話を掲載しました

 第102話は江戸時代越佐の囲碁・将棋事情です。

 藤井聡太7冠(令和5年6月現在)の活躍により将棋界が盛り上がっていますが、江戸時代越佐でも負けないくらいに棋界が盛り上がっていました。今回は当時の様子を垣間見られる史料を紹介します。

 

 越後佐渡ヒストリア第102話は、こちらをご覧ください。

はじめての古文書講座(春季)を開催しました

 5月10日(水)・17日(水)・24日(水)に、「はじめての古文書講座(春季)」を開催しました。
 当講座は、古文書の解読にはじめて取り組む方のための講座で、古文書の基礎知識を学んでいきます。まずは『いろは覚』で多様な平仮名を確認し、『越後摘誌』や『越後土産』などの県内ゆかりの資料を紹介しながら、古文書を身近に感じていただきました。そのうえで、『往来手形』や『北越雪譜』、『人相書』といった様々な文書の解読に挑戦しました。また、解読と並行して辞書や練習用テキストの紹介もさせていただきました。
 受講生の皆様、3日間にわたりご参加いただきありがとうございました。
 

<参加者の感想の一部を紹介します>
●北越雪譜等、身近な教材から入れ、よく分かりました。漢字はむずかしかった。

●なかなか大変でしたが楽しく3日間学べました。ありがとうございました。今後も続けたいと思います。

●講師の先生が間違っていても広い心で受け止め、誉めて下さるので楽しく学ぶことができました。

 

<講座の様子>

 

【重要】特別整理期間休館について

新潟県立文書館では特別整理期間といたしまして以下の期間を臨時休館とさせていただきます。
利用者のみなさまにはご迷惑をおかけしますが、ご理解いただきますようお願い申し上げます。

特別整理期間により休館

6月12日(月曜日)~19日(月曜日)

「文書館だより第38号」を発行しました

 「文書館だより第38号」では、江戸時代の旅には必要不可欠であった「往来手形」について紹介しています。詳しくは実際に手に取っていただくか、下記のファイルよりご覧ください。

 また、今年度実施した特別企画展の展示資料の紹介、次年度(令和5年度)の文書館主催講座一覧も掲載しています。

 

 文書館だより第38号.pdf(PDF形式:2,470KB)

【重要】HPリニューアルにともなうURLの変更について

 3月28日(火)午前9時30分に当館HPがリニューアルされます。
 それにともない、トップページのURLが下記のように変更されます。

 ・旧URL(3月27日(月)午前9時30分まで)
  https://www.pref-lib.niigata.niigata.jp/?page_id=569

 ・新URL(3月28日(火)午前9時30分より)
  https://www.pref-lib.niigata.niigata.jp/1b8446f94c08f7ae67441d7d895601a6

 お手数ですが、お気に入り(ブックマーク)等に登録されている方は変更をお願いします。
 上記時間以降に、「新潟県立文書館」で検索し直したほうがスムーズです。

 なお、先日お知らせしたとおり、3月27日(月)午前9時30分~3月28日(火)午前9時30分の間は、リニューアル作業のためHPへのアクセスが停止します。

新潟県立文書館内でのマスク着用の考え方

 新潟県立文書館では、政府のコロナウイルス感染症対策本部による「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」を踏まえ、閲覧室内でのマスク着用をお願いしていましたが、令和5年3月14日(火)以降、マスク着用は個人の判断に委ねることにしました。

 本人の意思に反してマスクの着脱を強いることがないよう、個人の主体的な判断が尊重されるよう、利用者の皆様においてもご配慮をお願いいたします。

 なお、カウンターに従事する職員は感染症対策として引き続きマスクを着用しています。

《参考》マスク着用の考え方の見直し等について(新型コロナウイルス感染症対策本部決定.pdf)(PDF:230KB)

第2回歴史講座の様子を紹介します

 令和5年3月4日(土)に、令和4年度第2回歴史講座「江戸時代前期の国境争論」を開催しました。
 講師には、東京都歴史文化財団の小酒井大悟氏をお招きしました。
 江戸時代前期に越後高田藩が2度にわたって経験した、会津藩(現福島県)と飯山藩(現長野県)との国境争論について、その概要や争点、両者の主張から幕府による裁定までを分かり易く解説していただきました。また、先人の研究成果に加え、それぞれの藩の戦略や力関係など、新しい視点も示していただきました。
 盛りだくさんの内容で少し駆け足ではありましたが、歴史を愛好する受講者の皆様にはきっとご満足いただけたのではないかと思います。
 今年度の歴史講座は今回が最後になります。次年度も皆様にご満足いただけるようなテーマで開催したいと思いますので、奮ってご参加ください。

*****参加者の感想の一部を紹介します。*****
●開発が進んだことにより争論が頻発し、訴訟・裁判による決着へと移行していったことにより、近世社会へ転換していく状況は大変興味深く思われた。格式の高い高田藩が優位であったことが背景にあるというのも興味深かった。
●山論・国境争いについて興味があったので、会越・信越山論はおもしろかった。
●新鮮な情報を学習できて良かった。
●楽しく勉強できました。ありがとうございます。

 

【重要】令和5年4月以降の開館時間について

 令和5年4月1日より、平日(火~金)午後5時以降の利用が予約制となります。
 午後5時~午後7時に当館をご利用いただく場合は、電話・メール・FAX・来館いずれかの方法で事前予約のうえお越しください。

 *予約利用申請用紙(PDF:81KB)はこちら.pdf

古文書解読講座(冬季)を開催しました

古文書解読講座(冬季)を、1月25日・2月1日(水)に開催しました。最強寒波の襲来と重なり、悪天候の中ご参加いただいた方には大変ご苦労をおかけいたしました。やむなく欠席となった方には残念な思いをさせてしまいましたが、講座で使用した資料は当館でお渡しできます(要資料代100円)。閲覧室のカウンターでお声がけください。
 古文書解読講座は、ある程度の古文書解読の知識・技能をお持ちの方を対象とした講座です。やや難解な文章や文字を題材に、講座を実施しています。
 今回の講座では、金子借用証文(借金証文)を教材として解読を進め、史料を通して江戸から明治にかけての借金をめぐる時代背景についても解説させていただきました。原本も展示させていただきましたが、保存状態が良好なことに驚かれた方も多かったのではないでしょうか。毎回のことではありますが、受講生の皆様には意欲的に取り組んでいただきました。
 今年度の古文書解読講座は今回が最後となります。来年度も当館所蔵の資料を駆使し、より充実した解読講座にしてゆきたいと思います。またの受講をお待ちしております。
 
=====参加者の感想の一部を紹介します。=====
■たいへんおもしろかった。池平や四日町(史料の所在地)は行ったことがありよく知っている地だっ
 たので、あの地に住んでいた人たちの生活を思いうかべながら聞いていた。
■先週(1/25)は雪で受講できず残念でした。オンラインでの視聴は可能でしょうか。
 →申し訳ございません。現時点では対応できていません。
■定型の借用書なので、難字をとばしても大略が読み取れた。
■解読文がふり仮名付きで大変良かった。分かり易い。来年度も古文書解読講座よろしくお願いしま
 す。

<講座の様子>

 

 

古文書初級解読講座(冬季)を開催しました

 古文書初級解読講座(冬季)を、12月7日(水)・12月14日(水)にAコース、12月9日(金)・12月16日(金)にBコースで、計4日間開催しました。どちらのコースにも多くの方からご参加いただき、盛況の中で終えることができました。
 古文書初級解読講座は、比較的読み易いくずし字の解読演習と時代背景の解説を行う講座です。くずし字に慣れ親しんで、少しでも多くのくずし字を読めるようになりたい方を念頭において、講座を実施しています。
 今回の講座では、江戸時代の「欠落(かけおち)」についてを教材としました。いわゆる男女の「駆け落ち」ではなく、個人や家族単位での村からの逃亡を指します。残された家族や村役人はどのように対応したのかをご理解いただけたでしょうか。初級としては難しい文字も多く、解読に苦戦されていた方も多かったかもしれません。
 受講生の皆様、2日間にわたってご参加いただき、ありがとうございました。

=====参加者の感想の一部を紹介します。=====
■大変勉強になります。何度でも受講したいものです。
■教材は興味深かったのですが、初級にしてはむずかしい文字が多かった。
■来年1月の解読講座も申し込む予定です。ありがとうございました。
■教え方が10年程前に受講したときより具体的(ていねい)になった。

           < 講座の様子 >

     

はじめての古文書講座(秋季)を開催しました

 11月16日(水)・24日(木)・30日(水)に、「はじめての古文書講座(秋季)」を開催しました。
 当講座は、古文書の解読にはじめて取り組む方のための講座で、古文書の基礎知識を学んでいきます。まずは『いろは覚』で多様な平仮名を確認し、『越後摘誌』や『越後土産』などの県内ゆかりの資料を紹介しながら、古文書を身近に感じていただきました。そのうえで、『往来手形』や『北越雪譜』、『人相書』といった様々な文書の解読に挑戦しました。また、解読と並行して辞書や練習用テキストの紹介もさせていただきました。
 受講生の皆様、3日間にわたりご参加いただきありがとうございました。
 今年度の「はじめての古文書講座」は、今回で終了となります。来年度も多くの方からの参加をお待ちしております。

<参加者の感想の一部を紹介します>
●ナゾ解きみたいでおもしろかった。
●読解も重要だが、講座後に独学で勉強していくための基本的学習法をもっと教えてほしかった。

<講座の様子>