2022年10月の記事一覧

越後佐渡ヒストリア第99話・第100話を掲載しました

10月25日(火曜日)より始まる特別企画展にあわせ、越後佐渡ヒストリアを一挙に2話掲載します。

越後佐渡ヒストリア第99話は「南魚沼の医師・平賀家の人々とスペイン風邪」です。

99話では南魚沼の医師一家をとりあげます。医師になることを目指す若者とそれを支える家族、現在と変わらぬ家族の姿が見られるかと思います。また、この時期に流行したスペイン風邪も、現在の新型コロナウイルス感染症と同様に何度かのピークがあったようです。

越後佐渡ヒストリア第99話は、こちらをご覧ください。

記念すべき第100話は「新潟県史編さん収集の中世文書」です。

立県100年を記念して始められた新潟県史編さん事業の終了にあたり、収集された多くの写真資料は文書館に所蔵され、現在も調査・研究に活用されています。

今回はその中でも特に希少である中世文書にスポットを当て、当時の様子を知る貴重な資料を紹介しています。

越後佐渡ヒストリア第100話はこちらをご覧ください。

「文書館だより第37号」を発行しました

「文書館だより第37号」では、巻頭記事の「越後佐渡おもしろ歴史ばなし」で、明治期の皆既日食の観測について、当時の人々の思いや様子を紹介しています。また、10月25日(火曜日)より開催する特別企画展のご案内や、10月以降の講座開催予定に加え、特別寄稿として元高校教員の竹田和夫様より、教育現場における文書館活用の実践例を寄稿していただきました。

第1回歴史講座の様子を紹介します

令和4年9月24日(土曜日)に、令和4年度第1回歴史講座「1923年関東大震災と新潟における地震観測・地震研究」を開催しました。

コロナウィルス感染症の拡大もあり、2年ぶりに開催することができました。

講師には、新潟大学准教授の中村元氏をお招きしました。

関東大震災発生を契機とする、震災以前の新潟における地震観測・地震研究(受け止め方の基礎の考察)、震災以後の新潟における地震認識とその展開(受け止め方の意味に関する考察)をテーマとして、新潟測候所の記録や当時の所長の刊行物から当時の地震研究のあり方に迫りました。多くの文献・資料をもとに、当時の研究者の理論や報道の在り方、社会の受け止め方などについて多角的に論じていただきました。

学術的な内容も含まれていたため少し難しく感じられた方もいらっしゃったようですが、初めて聞く話に興味を持っていただいた方、新潟地震とのつながりを思い浮かべる方、多くの方に歴史の醍醐味を感じていただけたと思います。

第2回歴史講座は令和5年3月4日(土曜日)の予定です。次回も奮ってご参加ください。

参加者の感想の一部を紹介します。

  • 新潟地震が40~50年前に予見されていたことを初めて知りました。
  • 地震に特化した文書と歴史で、初めて聞くことが多くおもしろかった。
  • 最初資料を見たときにはむずかしいと思ったが、講義はとてもわかりやすかった。充実した2時間でした。
  • 特定の新聞に偏った報道で、ジャーナリズムは公平ではないことを感じました。

講座の様子

講座の様子1の画像

講座の様子2の画像