文書館のお知らせ
「新潟県史」の訂正・補足情報を掲載しました
はじめての古文書講座(春季)を開催しました(満員御礼)
今回の講座では、古文書を読むうえで必要な基礎知識として、変体仮名や人名の読み方、日付の読み方(干支や年号)などを学びました。
それらを北越雪譜など実際の古文書を題材にしながら学びました。
いくつか、受講後の感想を紹介します。
・古文書への興味・関心が高まった。
・機会を見つけて、また学んでいきたい。
・たくさん学び、読めるようになりたい。
今回、受講された方の中には、さらにこのあと開催される古文書初級解読講座(夏季)への参加を申し込まれた方もおられます(まだ定員に余裕がありますので、どなた様でもぜひお申し込みください)。また、11月には「はじめての古文書講座(秋季)」の開催も予定しております(詳細は後日ご案内します)。ぜひ、文書館の講座への参加を通じて、新潟県の歴史に興味を深めていただきたいと思います。
最後に講座の様子を少しご紹介します(皆さん、真剣に取り組んでおられました)。
第1回企画展を開催しています
令和7年度の企画展は、「近代の戦争と新潟」と題し、以下の日程で開催する予定です。
第1回 | 北越戊辰戦争と越後の人々 | 5月27日(火)~9月15日(月) |
第2回 | 徴兵制(日清戦争の時代を中心に)(仮) |
9月17日(水)~10月19日(日) 11月11日(火)~1月25日(日) |
第3回 | 日露戦争(仮) | 1月27日(火)~翌年5月中旬まで |
特別企画展 | 十五年戦争と県民の暮らし(仮) | 10月21日(火)~11月9日(日) |
2025年は日清戦争終結から130年、日露戦争終結からは120年、第二次世界大戦終結からは80年にあたります。これらの時期の県民の暮らしを示す歴史資料を通して、県民にとって近代戦争とは何であったのかを考えるきっかけになればと思います。
第1回企画展は、戊辰戦争の文書群を取り上げます。
慶応4年(明治元年、1868)に戊辰戦争が起こりましたが、そのなかでも最大の激戦となったのが越後を舞台とした北越戊辰戦争でした。新潟県の歴史において県域で地上戦が行われたのは、上杉謙信死後の後継者争いである御館の乱(1578~79)及び関ヶ原の戦いの前哨戦である越後一揆(1600)以来のことでした。300年近くにわたって戦争を経験していなかった越後の人々が戦争に巻き込まれ、犠牲者も出ています。
北越戊辰戦争は新潟県史上まれにみる壮絶な戦乱であったことは想像に難くありません。本企画展では、当館の収蔵資料を用い、越後の人々の視点から北越戊辰戦争をとり上げます。
当時の歴史資料が1階エントランスホールと2階文書館閲覧室に展示してあります。戊辰戦争関係資料は、閲覧希望を出せば手に取ってご覧いただけます。この機会にぜひ文書館にお越しください!
古文書初級解読講座(夏季)を開催します
古文書初級解読講座(夏季)を、新潟県民の皆様を対象に2コースにわけて開催します。
Aコースは、6月25日(水)、7月2日(水) 、Bコースは、6月27日(金)、7月4日(金)で各コースとも同内容で2日間の開催となります。
内容は、「近世文書を読み解く」をテーマに、所蔵文書を題材にくずし字(筆文字)の判読や当時の歴史的背景の解説を交えながら、その文書に書かれた内容を解読することを通じて、「文書等」の保存・活用の意義について理解向上を図ることを目指します(R7初級解読講座(夏季)ポスター.pdf)。
県民の皆様のご参加をお待ちしております。
※会場:県立文書館 大研修室
※日程:各日とも 13:00~13:30 受付 13:30~15:30 講座
【お申し込み方法】
Eメール・FAX・電話及び来館によりお申し込みください。
お申込みの際は、お名前(ふりがな)、電話番号(連絡先)をお伝えください。
※講座申込みの受付時間は、午前9時 30 分から午後5時までです。
※先着順で、定員は45名です。
【受講料】
受講料は無料です。ただし、初回に資料代として100円をご負担いただきます。
当日受付で資料を受け取られる際にお支払いください。
【お申込み受付期間】
令和7年5月20日(火)~ 6月 24日(火)
(6月9日から16日は特別整理期間で休館です。この間は来館でのお申し込みはできませんので、ご注意ください。)
【お申込み・お問い合わせ先】
新潟県立文書館
●住所:新潟市中央区女池南 3-1-2
●電話:025-284-6011
「新潟文化物語」に当館所蔵の”お宝”が紹介されました
県文化課では、県内各地に根付いた魅力的な文化をポータルサイト「新潟文化物語」を通して発信しています。
その中の特集「新潟の美術館・博物館にある「お宝」」に、当館所蔵の「まいにちひらがなしんぶんし」(請求記号 E9124)が紹介されています。
この春、県内の美術館・博物館のお宝を見学する、小旅行はいかがでしょうか。
「まいにちひらがなしんぶんし」は閲覧が可能ですので、当館にお立ちよりの際はぜひご覧ください。
*くわしくはこちら