2020年7月の記事一覧

越後佐渡ヒストリア第93話を掲載しました

越後佐渡ヒストリア第93話は「江戸時代のパスポート、往来手形」です。

戦国の世が終わりを告げた江戸時代、庶民も気軽に伊勢参りなどの旅行にでかけることが可能になりました。江戸時代の旅において欠かせないものが「往来手形」と呼ばれるものです。

往来手形は誰が発行し、どんな文言が書かれていたのか、また往来手形が道中で果たす役割とは何なのかなどを紹介しますので、ぜひご覧ください。

古文書初級解読講座(夏季)を開催しました

古文書初級解読講座(夏季)を、6月24日(水曜日)・7月1日(水曜日)にAコース、6月2日(金曜日)・7月3日(金曜日)にBコースで、計4日間開催しました。新型コロナウイルス感染拡大防止措置をとりながらでしたが、どちらのコースにも多くの方からご参加いただき、盛況の中で終えることができました。

古文書初級解読講座は、比較的読み易いくずし字の解読演習と時代背景の解説を行う講座です。くずし字に慣れ親しんで、少しでも多くのくずし字を読めるようになりたい方を念頭において、講座を実施しています。

今回の講座では、「江戸の手習い」や「願書」を教材にして、独特の言い回しやくずし字の解説をしました。「手習い」では実際に江戸時代の子どもが手習所(寺子屋)で学んだ字の確認を、「願書」では新しい判子を使用したい・新たに商売を始めたいなどの内容の文字解読を行いました。

受講生の皆様、2日間にわたってご参加いただき、ありがとうございました。

参加者の感想の一部を紹介します。

  • 古文書は難しいので、今回のように丁寧に説明いただくと復習も兼ね頭に入るのでありがたいです。
  • 浮世絵を見に行くのが好きで、その中に書かれているくずし字も読めたらいいなと思い受講しました。まったく初めてということもあり、ほぼ読めませんでしたが。今回読み方を教えていただいた史料のように雛形のあるもので、読む練習をするのは慣れるのに良いと思いました。
  • 講座はつまづきながらもご指導により解読できた時はウキウキです。

<講座の様子>

講座の様子1の画像 講座の様子2の画像