2020年9月の記事一覧

令和2年度第1回歴史講座の様子を紹介します

令和2年9月26日(土曜日)に、令和2年度第1回歴史講座「近世越後・佐渡の地震・台風・疫病」を開催しました。

講師には、新潟大学名誉教授の矢田俊文氏をお招きしました。

県内における江戸時代の各種災害による被災状況やその原因などを単にデータとしての被災状況だけではなく、矢田氏の緻密な研究データや古文書を読み解く中から得られる情報を盛り込みながら説明され、現在を生きる我々がどのように活用していくのか、過去から得られる教訓は何かといったことをご講演いただきました。また文書館所蔵の古文書から、新発田藩出身の桑田立斎が江戸時代に流行したコレラの予防・治療に尽力した内容もお話しされました。

参加者の感想の一部を紹介します。

  • 題材が日本中が今とても気になっていることなので(昔はどうだったのだろうと私自身思っていたので)とても良かった。
  • 先生が長い間研究していたことが資料に裏打ちされていて一流の方だと思った。
  • 医学が発達したといわれている現代でもまだ全ての病気に対して有効な治療がないものもあることをコロナで改めて感じた。まして江戸時代はもっと大変であったことがわかった。

<講座の様子>

講座の様子1の画像 講座の様子2の画像 講座の様子3の画像

ホームページの一部機能停止についてのお知らせ

いつも当館をご利用いただきありがとうございます。

法定電気設備点検に伴う停電のため、下記のとおり当館ホームページの一部機能が停止します。

  • 日時:令和2年9月14日(月曜日)午前8時30分~午後2時(予定)
  • 停止する機能:当館所蔵資料の検索、「越後佐渡デジタルライブラリー」

ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解くださいますようお願いいたします。

古文書解読講座(夏季)を実施しました

古文書解読講座(夏季)を、8月19日(水曜日)・8月26日(水曜日)の計2日間開催しました。新型コロナウイルス感染拡大防止措置をとりながらでしたが、多くの方からご参加いただき、盛況の中で終えることができました。

古文書解読講座は、ある程度の古文書解読の知識・技能をお持ちの方を対象とした講座です。やや難解な文章や文字を題材に、講座を実施しています。

今回の講座では、江戸時代における越後・佐渡の塩作りの様子から、独特の言い回しやくずし字の解説をしました。中には取り扱う機会の少ない中世文書の解読も行いましたが、やはり今までの講座と違いみなさんご苦労されている様子がうかがえました。

受講生の皆様、2日間にわたってご参加いただき、ありがとうございました。

参加者の感想の一部を紹介します。

  • 資料1の方は何とか読めましたが、資料2の方が手掛かりもなく難解でした。歴史的背景の解説も詳しく、良かったです。
  • 中世文書を読む機会が殆どないので、とても勉強になりました。資料2は今までの古文書講座で一番難しかったですが、興味深かったです。
  • ひらがなをこれから取り組まねばと痛感しました。
  • 今回の資料をきっかけにいろいろと調べてみたくなりました。

<講座の様子>

講座の様子1の画像 講座の様子2の画像