文書館のお知らせ
文書館講座を開催しました(御礼)
文書館講座を以下の日程で開催しました。今年度は、希望者多数のため、会場を大研修室からホールに急きょ変更して開催しました。(受講者の皆様におかれましては急な変更にご対応くださり、誠にありがとうございました。)
寄せられた感想のうち、一部ではありますが以下に紹介します。
当館では今後も様々な講座を開催してまいりますので、ぜひご参加ください。
≪期日≫ 令和7年1月29日(水)13:30~15:30
≪会場≫ 県立文書館1階ホール
≪演題≫「在来線からたどる新潟県鉄道のあゆみ」
講師:山沢拓見(県立文書館会計年度任用職員)
*感想の中から一部を紹介します。
鉄道にまつわる貴重な体験をお書きいただいた皆様、誠にありがとうございました。
今後の活動の参考にしてまいります。
「新潟県の鉄道の始めは新津だとばかり思っていました。直江津がなぜ最初のポイントになったのか、有力者の存在と地の利の良さが要因だと知り、納得がいきました。個人的に、羽越線は高校時代に通学で利用したので、成立のいきさつを知り、とても感慨深いものがあります。今回紹介されなかった他の路線についても機会があれば聴講したいと思います。ありがとうございました。」
「新潟の鉄道のことをとても楽しく学ばせていただきました。白新線の由来、納得しました。」
「米坂線や、赤谷線のことも聞きたいです。もし、今後機会があったらテーマにお願いしたいです。」
「通勤に信越線を利用しています。日常的に接している「モノ」である電車にも、日本の近代化にまつわる歴史があり、暮らしを豊かにしようとした有名無名の人々のドラマがあったのですね。そうした歴史の延長線上に今の私がいるのだなあと実感しました。今後は、少子化などで地方自治体の維持が難しくなる中で、廃止される路線も増えるのでしょう…。複雑な思いですが、では今の自分にできることは何かなあと考えるきっかけにもなりました。ありがとうございました。」
第2回歴史講演会を開催します
県立文書館では、第2回歴史講演会講師に安宅俊介先生をお招きし、江戸時代の新潟町の人々について語っていただきます。
「廻船問屋と対立する人々 -近世新潟町の諸相ー」と題し、新潟町に暮らした人々の実態を、廻船や鮭漁に関わる多様な資料をもとに読み解いていきます。日程につきましては、以下の通りになります。ぜひご参加ください。
[期日] 令和7年3月1日(土)13:30~15:30(受付開始13:00~)
[会場] 新潟県立文書館ホール(1階)
[演題] 「廻船問屋と対立する人々 -近世新潟町の諸相ー」
[講師] 安宅俊介(新潟市歴史博物館学芸員)
*詳細はこちら → 第2回講演会ちらし.pdf
*手話通訳をご希望の方は2月14日(金)までにお申し付けください。
古文書初級解読講座(冬季)を開催しました
文書館では、古文書初級解読講座(冬季)を開催しました。(Aコース:12月11日・18日(水) Bコース:12月13日・20日(金))
今年度は、「近世越後の村休み」と題して、江戸時代の村で定められていた休日の謎に迫りました。
受講者の方から講師にたくさんの質問が寄せられ、活発な雰囲気の中で江戸時代の古文書について学びました。
ご参加いただきありがとうございました。
感想の一部を以下にご紹介しますのでご覧ください。
≪講座の様子≫
≪感想(一部)≫
・子供の頃、村落共同体が機能していて、20軒ばかりの農村集落だったので、農休日が決まっていた。年間で、一日の休みと半日休みが決まっていた。一日の休みは「坊主休み」といって村の相談で決めていた。その日は田畑で仕事をしないようにしていた。急きょ一日休みになるときは町内役の人が知らせに来て、村全体で休んだ(昭和32年頃の話)。そんなことを思い出しながら、今回のテキストを解読して楽しかった。
・村休みの類の文書は以前も目にしましたが、なぜなのかは分からずそんなものかと思っていましたが、江戸時代後期の豊かさが農村の働き方にも影響した結果と教えていただき、納得しました。ありがとうございました。
・まったくの初心者だったので、これからも機会を設けて勉強したい。歴史全般に興味があるのでもっともっと勉強の機会を持ちたい。高校の担任が書道の先生だったので昔のことを思い出しました。
マイクロフィルムリーダーが新しくなりました
*操作方法につきましては、当該職員までおたずねください。
~マイクロフィルムリーダーの事前予約が可能になりました~
(1)受付期間
・利用希望日の30日前から2開館日前の閉館時間まで
※30日前にあたる日が休館日の場合、窓口及び電話での受付は翌開館日から受付を開始します。
(2)受付方法
・窓口(閲覧室)
・電話 025-284-6011(開館時間中のみ)
・オンライン 新潟県電子申請システム
新潟県電子申請システム マイクロフィルムリーダー予約のページ (リンク)
※「新潟県電子申請システム」の利用者登録は不要です。
「利用者登録をせずに申し込む方はこちら」をクリックしてフォームに進んでください。
必ず注意事項をご確認ください。
(3)予約枠
・下記のとおりです。ご希望の枠を予約時にお伝えください。
・お一人につき1日1枠予約ができます。終了時刻の時点で次の利用が無い場合は、引き続き利用ができます。
A枠 9:30-12:00
B枠 12:10-14:40
C枠 14:50-16:50
D枠 17:00-19:00 ※D枠は、県立図書館のマイクロフィルムリーダーを利用(平日)
(4) 注意事項
・キャンセル待ちは受付しません。
・予約が確定しても、機器の故障等で利用ができない場合があります。
・機器の故障等で利用できない場合は、予約者に対して当館から速やかに連絡します。
・予約の時間に遅れられた場合でも終了時間の延長はできません。
・予約開始時刻を30分過ぎても来館されず連絡もない場合は、キャンセル扱いとして予約を解除します。
・利用時間の超過や、予約後の不使用等が続いた方については、予約受付をお断りすることがあります。
・来館当日に予約なしでも利用することができますが、事前予約が入っている場合は予約をされた方が優先となります。
年末年始休館日について
12/29(日)から、1/4(土)まで、文書館は年末年始休館となりますのでよろしくお願いいたします。
本年もご利用いただきありがとうございました。
越後佐渡ヒストリア第106話を掲載しました
選挙制度が何かと話題になった今年ですが、わが国では男子普通選挙法が開始された大正14年(1925)の衆議院議員選挙ではじめて点字での投票が公認されました。
新潟県ではじめて点字投票が行われたのは、昭和2年(1927)の新潟県会議員選挙です。
ヒストリア第106話では、この昭和2年の選挙に向けて新潟県が準備した際の書類を紹介します。
*第106話はこちらからご覧ください。
はじめての古文書講座(秋季)を開催しました(満員御礼)
今回の講座では、古文書に出てくる「変体仮名」のうち、当時よく使用された文字をマスターすることを中心に、古文書の種類や旧暦、干支や日時の表現などについて学びました。最終日には腕試しとして、19世紀に実際に書かれた「往来手形」を解読しました。今回の講座をきっかけに歴史の世界にさらに興味を持ってくだされば嬉しいです。
現在、当館では初級古文書解読講座の参加者を募集しておりますので、よろしかったらご参加ください!
*初級古文書解読講座の案内はこちら → R6冬季初級解読講座.pdf
【講座のようす】
【ご感想の一部を紹介します】
・楽しかったです。3回では物足りないと感じました。
・身近な地域の歴史を分かりやすく講義してくださり、私自身も古文書が少し読めるようになったのがうれしいです。12月の初級古文書講座に申し込みましたので、またよろしくお願いします!
・3回の講座でしたが、文字の事や歴史的な背景などを興味深く学べ、とても有意義でした。随時このような講座を開催されることを希望します。
R6年度古文書初級解読講座(冬)を開催します
11月7日より、冬季の初級古文書解読講座を参加者を募集します。
今回は「近世越後の村休み」と題して、江戸時代の村で定められていた休日の謎に迫ります。
Aコース:12月11日・18日(水)、Bコース:12月13日・20日(金)に分けて開講します。どちらか選んで受講していただきます。
時間は13:30~15:30、県立文書館2階大研修室にて行います(受付開始は13:00)。
ふるってご参加ください!
*詳しくは以下のチラシをご覧ください。
はじめての古文書講座(秋季)を開催します(満員御礼)
*当講座は、ご好評につき定員数に達しました。誠にありがとうございました。
これからも当館の歴史講座をよろしくお願いいたします。
文書館では、11月12日(水)・19日(水)・26日(水)に、「はじめての古文書講座(秋季)」を開催します。
当講座は、古文書の解読にはじめて取り組む方のための講座で、古文書の基礎知識を学んでいきます。少人数のクラスで、質問をしながら行いますので、「まったくの初心者です」という方でも落ち着いて学ぶことができます。当館所蔵の文書を取り上げつつ、古文書の基礎知識と昔の数字、年号、干支、方角などの語句や、「~候」などのよく使う言い回しを学びます。どうぞご参加ください。
~ご注意~
(会場は例年と異なり、「制作演習室」(1階)ではなく、「大研修室」(2階)になります。参加される方には当日あらためてご案内いたしますのでよろしくお願いします。)
<昨年の参加者の感想の一部を紹介します>
●古文書読解の初手として、大変興味深く思いました。
●なかなか一度では読めない。今後も初級者(初心者)向けの講座を続けてもらいたい。
●実物を手に取ってみたり触れたりできた事はよかった。資料の持つ意味や時代背景についてももっと知りたかった。
●資料を自分の力で解読することは困難も多くあったが、少しは面白くなったと感じています。
「文書館だより第41号」を作成しました
「文書館だより第41号」を作成しました。
今号では、江戸時代の見附で流行した、俳諧について取り上げます。
現在、俳句は国内外でブームになっていますが、江戸時代の越後・佐渡ではどのような人々が、俳句(当時は「俳諧」というのが一般的だった)を作っていたのでしょう?
文書館所蔵の、小林一茶の書状(写真版)や当時の句集などから紐解きます。