文書館のお知らせ
越後佐渡ヒストリア第94話を掲載しました
越後佐渡ヒストリア第94話は「みんなが売ってみんなが儲かる~新潟町の魚屋たち~」です。
江戸時代の新潟町には同じ商売をする店が特定の地域に集まっている町座というものがありました。このなかで当時の魚屋の町座についてその詳細やトラブル解決方法などを紹介していますので、ぜひご覧ください。
はじめての古文書講座(秋季)の様子を紹介します
11月11日(水曜日)・18日(水曜日)・25日(水曜日)に、「はじめての古文書講座(秋季)」を開催しました。
当講座は、古文書の解読にはじめて取り組む方のための講座で、古文書の基礎知識を学んでいきます。古文書の形態や用途を学習した後、よく使われる表現、間違いやすい文字などを細かく確認しました。そして、往来手形や人相書といった様々な文書の解読に挑戦しました。
受講生の皆様、3日間にわたりご参加いただきありがとうございました。
今年度の「はじめての古文書講座」は、今回で終了となります。来年度も多くの方からの参加をお待ちしております。
<講座の様子>
「特別企画展」開催期間中の一般閲覧の休止について
いつも県立文書館をご利用いただきありがとうございます。
「特別企画展」開催期間中(令和2年10月27日(火曜日)から11月8日(日曜日)まで)は、一般閲覧(文書館所蔵資料の閲覧請求)ができなくなりますので、ご注意下さい。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
「文書館だより第33号」を発行しました
「文書館だより第33号」では、巻頭記事の「越後佐渡おもしろ歴史ばなし」で大正時代全国中等学校野球優勝大会(現在の夏の甲子園大会)に新潟県から初出場を果たした長岡中学校(現在の長岡高校)の話を取り上げています。また、現在開催中の企画展「流行り病との戦い~近世編~」や特別企画展「THE公文書~語り継がれる歴史~」の開催案内、令和元年度までに閲覧可能となった受贈文書についても掲載しています。
冊子版(無料)は、文書館備え付けのチラシ・ブックスタンドに置いてあります。ご自由にお持ちいただけます。
令和2年度第1回歴史講座の様子を紹介します
令和2年9月26日(土曜日)に、令和2年度第1回歴史講座「近世越後・佐渡の地震・台風・疫病」を開催しました。
講師には、新潟大学名誉教授の矢田俊文氏をお招きしました。
県内における江戸時代の各種災害による被災状況やその原因などを単にデータとしての被災状況だけではなく、矢田氏の緻密な研究データや古文書を読み解く中から得られる情報を盛り込みながら説明され、現在を生きる我々がどのように活用していくのか、過去から得られる教訓は何かといったことをご講演いただきました。また文書館所蔵の古文書から、新発田藩出身の桑田立斎が江戸時代に流行したコレラの予防・治療に尽力した内容もお話しされました。
参加者の感想の一部を紹介します。
- 題材が日本中が今とても気になっていることなので(昔はどうだったのだろうと私自身思っていたので)とても良かった。
- 先生が長い間研究していたことが資料に裏打ちされていて一流の方だと思った。
- 医学が発達したといわれている現代でもまだ全ての病気に対して有効な治療がないものもあることをコロナで改めて感じた。まして江戸時代はもっと大変であったことがわかった。
<講座の様子>