文書館のお知らせ

古文書解読講座(冬季)の様子を紹介します

古文書解読講座(冬季)を、2月19日(水曜日)・26日(水曜日)に文書館ホールで開催しました。

古文書解読講座は、くずし字の解読から一歩踏み込んで、歴史的背景などその内容を楽しむことも目的とした講座です。今回の講座では、鎮守様のお祭りの御神前に山伏が乱入し、神主が江戸の寺社奉行に訴えるという事件を通して、山里の神様事情を考察しました。

解読に関するご質問、ご意見などもいただき、盛況のうちに2日間の講座を終えることができました。

参加者の感想の一部を紹介します。

  • 初めてでしたが、興味深い内容の古文書でとても勉強になりました。身近なところでの話だったので、親しみやすく、先生の説明もわかりやすかったです。
  • 今回のテーマ「山伏」でなじみがなかったですが、古文書固有のパターンも見られて、楽しく学べました。
  • 日常のひとこまを垣間見られる資料だったので、当時のコミュニティが神職(神社)中心のつながりであったことをよく理解できました。特に魚沼地方は、現在でも生活の所々に山岳信仰の影響が残っており、このような資料を読むことで、歴史がもつ深みを感じることができるかと思います。

<講座の様子>

講座の様子1の画像 講座の様子2の画像

臨時休館のお知らせ

新潟市内で新型コロナウィルスの感染者が確認されたことを受け、県立文書館は3月2日(月曜日)から16日(月曜日)までの間、臨時休館することにいたしました。

ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いします。

注意:上記の期間は、感染拡大の状況によっては延長する場合もあります。

第3回歴史講座開催中止のお知らせ

3月7日(土曜日)に開催を予定していました第3回歴史講座ですが、新型コロナウィルスの感染拡大を懸念し、開催を中止することになりました。

お申し込みいただいた皆様には大変申し訳ございませんが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

越後佐渡ヒストリア第91話を掲載しました

越後佐渡ヒストリア第91話は「旧制中学生の学校生活」です。

戦前の教育機関の一つとして、旧制中学校があります。旧制中学校は現在の中等教育学校にあたり、高等小学校第2学年課程を終了した12歳以上の男子に入学資格が与えられ、修業年限は5年でした。

新潟県内には新潟・長岡・高田などに14校ありました。明治40年(1907年)4月に開校した巻中学校もその中の一つです。その第1回入学生の少年が4年1学期に書いた日誌からは、その日に学んだ勉強の概略、学校や家庭での様子の他、その日の気分や体調、友人との凧合戦見物の様子なども知ることができます。

当時の旧制中学生の学校生活の一端を紹介しますので、ぜひご覧ください。

越後佐渡ヒストリア第91話は、こちらをご覧ください。

はじめての古文書講座(冬季)の様子を紹介します

1月15日(水曜日)・22日(水曜日)・29日(水曜日)に、「はじめての古文書講座(冬季)」を開催しました。

当講座は、古文書の解読にはじめて取り組む方のための講座で、古文書の基礎知識を学んでいきます。古文書の形態や用途を学習した後、よく使われる表現、間違いやすい文字などを細かく確認しました。そして、往来手形や人相書といった様々な文書の解読に挑戦しました。

受講生の皆様、3日間にわたりご参加いただきありがとうございました。

今年度の「はじめての古文書講座」は、今回で終了となります。来年度も多くの方からの参加をお待ちしております。

<講座の様子>

講座の様子1の画像 講座の様子2の画像