文書館のお知らせ
古文書初級解読講座(夏季)を開催しました
古文書初級解読講座(夏季)を、6月22日(火曜日)・6月29日(火曜日)にAコース、6月25日(金曜日)・7月2日(金曜日)にBコースで、計4日間開催しました。新型コロナウイルス感染拡大防止措置をとりながらでしたが、どちらのコースにも多くの方からご参加いただき、盛況の中で終えることができました。
古文書初級解読講座は、比較的読み易いくずし字の解読演習と時代背景の解説を行う講座です。くずし字に慣れ親しんで、少しでも多くのくずし字を読めるようになりたい方を念頭において、講座を実施しています。
今回の講座では、古文書での「数字」の確認からスタートし、「村明細帳」を教材にして、独特の言い回しやくずし字の解読をしました。また、当時の村の地図も加え、農民の生活の様子なども解説いたしました。
受講生の皆様、2日間にわたってご参加いただき、ありがとうございました。
参加者の感想の一部を紹介します。
- 古文書は解読のみならず、原物保存の重要さが理解できた。
- 用語解読などの史料が多く、解読の助けになった。
- 繰り返しが大切ということで、今後も継続して講座を受講できればと思った。
- 越後国の出来事と結びつくので興味深かった。税の算出のしかたに、当時の人の数学能力がうかがい知れた。
<講座の様子>
越後佐渡ヒストリア第96話を掲載しました
越後佐渡ヒストリア第96話は「宗門改めと宗門人別改帳~戸籍簿として視る宗門人別帳~」です
キリシタン禁止政策を村々で徹底するために始められたのが宗門改めであり、それを記録したのが宗門人別改帳です。
ただ、その情報量の多さから、現在の戸籍簿のような役目も果たすようになりました。宗門人別帳で読み解けることは何か、ご覧ください。
はじめての古文書講座(春季)を開催しました
5月12日(水曜日)・19日(水曜日)・26日(水曜日)に、「はじめての古文書講座(春季)」を開催しました。
当講座は、古文書の解読にはじめて取り組む方のための講座で、古文書の基礎知識を学んでいきます。古文書の形態や用途を学習した後、よく使われる表現、間違いやすい文字などを細かく確認しました。そして、往来手形や人相書といった様々な文書の解読に挑戦しました。
受講生の皆様、3日間にわたりご参加いただきありがとうございました。
今年度の「はじめての古文書講座」は、秋季にもう一度企画されております。ホームページをご覧になって興味を持っていただいた方、次回の参加をお待ちしております。
参加者の感想の一部を紹介します
- たいへんわかりやすく、しかもゆっくり・はっきりと話していただき感謝しています。ご自分の体験からのアドバイスは、なかなか進歩の遅い私にとって参考と励みになりました。ありがとうございました。
- わかり易い解読、毎回勉強になります。ありがとうございました。
<講座の様子>
6月臨時休館日のお知らせ
新潟県立文書館では特別整理期間といたしまして以下の期間を臨時休館とさせていただきます。
利用者のみなさまにはご迷惑をおかけしますが、ご理解いただきますようお願い申し上げます。
特別整理期間により休館
6月7日(月曜日)~14日(月曜日)
「文書館だより第34号」を発行しました
「文書館だより第34号」では、巻頭記事の「越後佐渡おもしろ歴史ばなし」で、明治期に魚沼地方への鉄道敷設実現に尽力し「上越線の父」といわれた岡村貢を紹介しています。また、今年度実施した特別企画展の展示資料の紹介、次年度(令和3年度)の文書館主催講座一覧も掲載しています。