文書館のお知らせ

はじめての古文書講座(春季)の受講者数が定員に達しました(お礼)。

令和7年度の「はじめての古文書講座(春季)」にお申し込みをいただきありがとうございました。

おかげさまで定員となりました。

 

次回の「はじめての古文書講座」は、秋季に開催する予定です(11/13(木)・20(木)・27(木))。

受講の申し込み受付の開始は、10/10(金)です。ホームページでもご案内いたします。

受講ご希望の場合は、10/10(金)以降に文書館までお申し込みください。

「新潟文化物語」に当館所蔵の”お宝”が紹介されました

県文化課では、県内各地に根付いた魅力的な文化をポータルサイト「新潟文化物語」を通して発信しています。

その中の特集「新潟の美術館・博物館にある「お宝」」に、当館所蔵の「まいにちひらがなしんぶんし」(請求記号 E9124)が紹介されています。

この春、県内の美術館・博物館のお宝を見学する、小旅行はいかがでしょうか。

「まいにちひらがなしんぶんし」は閲覧が可能ですので、当館にお立ちよりの際はぜひご覧ください。

 

*くわしくはこちら

越後佐渡ヒストリア第107話を掲載しました

現在までよく残っている古文書の1つに借金証文があります。借金証文には借金の理由や担保物件などが記載されており、そこから人々の暮らしを垣間見ることもできます。第107話では、文書館所蔵の借金証文を取り上げます。

今に残る借金証文を通して、江戸から明治期における人々の暮らしをみていきましょう。

 

*「ヒストリア」第107話はこちら

「文書館だより」第42号を作成しました

 「文書館だより」第42号を作成しました。

 今号では、2024年に寄贈された「益田孝関係資料」について取り上げます。

 益田孝(1848~1938)は、佐渡生まれの実業家。優秀な役人であった父・鷹之助の昇進に伴い箱館、江戸で生活。ヘボン塾で学び、米国公使館勤務の際に公使ハリスに接しました。1863年、わずか15歳で遣欧使節団に随行、帰国後は幕府騎兵隊の指揮官に就任しました。維新後は輸出商に転じ、井上馨の知己を得て貨幣制度や先収会社の設立に寄与。1876年、先収会社を改組して三井物産を設立し社長に就任しました。その後、三井財閥内部の権力闘争を経て実権を握ると、藩閥や学閥といったしがらみにとらわれない人事で団琢磨ら新進を抜擢し、三井発展の礎を築きました。

 「文書館だより」では、益田孝の残した書簡のうち、「明治名士手紙」の一部を翻刻、訳したものを紹介しております。ぜひご覧ください。

 

*「文書館だより」第42号はこちら →第42号.pdf

4月1日から開館時間を変更します

令和7年4月1日(月)より、新潟県立文書館の開館時間は以下の通りとなります。

これからも当館をよろしくお願いします。

 

≪開館時間≫

火~日曜日 9:30~17:00

*祝日・振替休日で開館した月曜の翌平日は休館します。

第2回歴史講演会を開催しました(御礼)

 県立文書館では、3月1日(土)、講師に安宅俊介先生をお招きし、第2回歴史講演会を開催しました。

「廻船問屋と対立する人々 -近世新潟町の諸相ー」と題し、江戸から明治にかけて新潟町に暮らした人々の実態を、廻船や鮭漁に関わる多様な逸話を交えて、生き生きと紹介していただきました。当日寄せられたたくさんの感想と質問のうち、その一部を以下に紹介します。

≪質問≫ *安宅先生に回答していただきました。

 

「鳥屋野祭り(4月25日)の資料を閲覧したいのですが、ありますか。」

⇒残念ながら「鳥屋野祭」(鳥屋野詣り)について。新潟市歴史博物館には現物の史料の所蔵はありません。

例えば『新潟市合併町村の歴史 第4巻 (中蒲原郡から合併した町村の歴史 下 鳥屋野・石山・曽野木・両川・大江山)』552頁によれば「鳥屋野祭 25日。鳥屋野の親鸞聖人をまつる西方寺の鳥屋野祭は盛大なもので、近郷近在の人が大勢お参りした(以下略)」等と説明があります。

また『新潟新聞』事に短い記事ですが掲載があるようです。

例えば『新潟新聞』を集成した『新潟市合併町村の歴史 基礎史料集 4 (新潟新聞 明治編 下)』23頁に掲載された「雑報」に「◯鳥屋野祭 例年の通り今廿五日は親鸞上人の旧跡なる鳥屋野祭なれば天気の模様に依り定めて賑ふとなるべし」(明治27年4月25日)とあります(他『新潟市合併町村の歴史 基礎史料集 3 (新潟新聞 明治編 上)』613頁にも掲載あり)。

 

「町人の他に百姓はどれくらい住んでいたか。畑の広さ?作物?なども知りたい。」

⇒講座でお話した頃、江戸時代後半、新潟町で農業に専従していた人(あるいは小作人)が全体で何人いたのかという点はわかりませんでした。耕作地は、町域の信濃川の川べり、島などや、海側の浜と町の間(寄居側など)に点在していたようです。作物は、新潟町の史料のなかで頻繁に「田畑」という表現が出てくることから、少なくとも稲作、畑作は行っていたようです。畑については、例えば弘化3年の町内の三献茶屋というあたりの畑に関する史料(新潟町会所文書338、新潟市歴史博物館)があり、それによれば大豆が作られていたことがわかります。

 信濃川側の耕作地については、たとえば弘化2年の「町方請島々野永取立帳」(町会所336)という史料があります。それによると「代官島」「水島」「榛木島」「秣島」などに合計約45町ほどの畑があったようです。この史料、末尾の文章(「右は町方請御願済之上私共小作ニ被仰付……(中略)御請証文差上申候処如件」)の後の差出人には「仁四郎」以下合計で35人の名前が記されています。このあたりの代表的な作物は梨だったようです。

  また、たとえば嘉永元年から4年までの間に、寄居白山外新田内に新潟町(「新潟浜村」)所持の耕作地ができたようです(新潟奉行川村修就関係資料165、新潟市歴史博物館)。この史料によれば以前は耕作地だった荒地を再び起し返した耕作地が6町程、空き地だった場所を新たに開発した場所が18町程とあります。こちら側、川べりとは異なり海風による「飛砂害」、それによる埋没という難点がありました。このように耕作地は、時期によって増減があるようです。

また、特に浜手側には、天保3年に渋柿を植えようとしている史料(町会所315)や、あるいは飛砂害に対する「砂除」の一環で桑、楮、栗、桃などを植えようと計画した絵図などが残っています。

「幕末に開港した5港のうち、新潟が発展しなかった理由は。」

⇒新潟港は開港五港の中では貿易量が少ない所でした。港として水深が浅く、大型船は利用しづらかったこと、冬季に海が荒れることがありました。また大型船が利用可能な近代的な埠頭など、港湾整備も大正期まで待たなければなりませんでした。

 この他、他の開港場所と比較した場合、貿易品(外国向けの有力商品、例えば生糸など)があまり無かったことが理由として挙げられるようです。

 その後、現代に至る各都市の差異は長い時間をかけて、周辺の環境をはじめ無数の要因が大変複雑に関係した結果によって生じたものであると思いますので、少なくとも私には簡単に申し上げることができません。

(なお、現在の新潟市が発展しているか否かは、どういったことを尺度にするか、によって変わってくるものと思いますが、現在、本州日本海側唯一の政令都市であるという点から見れば、やはり開港五港の一つとなったことは、新潟市にとって大きなことだったのではないかと思っています。)

 

≪感想≫

・自分の育った地域がテーマで、先祖の生き様を知ることができて良かった。今後もこのような講演会をよろしくお願いします。

・新潟町は廻船の利益で繁盛していると、当時の人々が思っていたのが面白かった。先生の、「新潟は廻船ファーストの町」というフレーズが自分的には刺さりました!

・信濃川の流域の変化や、(それに伴う)堀、港の変化なども知りたい。

 

 

 

 

古文書輪読会を実施しました(御礼)

文書館では、古文書輪読会を開催しました。

月に1回のペースで計8回にわたって、江戸時代の日記を輪読しました。 

(6・7・8・10・11・12・1・2月の計8回実施。)

古文書解読経験のある参加者同士で文字と内容を検討し合うことで、古文書解読能力の上達を目指しました。

今年度のテキストは、江戸時代の頸城郡田村組大庄屋を務めた笠原文右衛門の日記『公私日暦』でした。

 

*『公私日暦』(天保十年正月(請求記号 E2307-23))は閲覧できますので、機会がありましたら当館にぜひ足をお運びください!

 

【輪読会の様子】

受講者が自力で古文書を解読し、交代で発表し合いました。

江戸時代の村のあり方について、受講者と講師で「実態はこうだったのでは?」と意見が交わされ、活発な雰囲気でした。

 

【受講された方の感想(一部)】*遠方からもご参加いただき、ありがとうございました!

・江戸時代の大庄屋の実情、実態が良く分かってきて、とても勉強になりました。

 読解は難しく、相当勉強しないと満足するレベルに達することはできないなと感じました。

 「三人寄れば文殊の知恵」とすべく、グループ検討の場(班学習)の時間がもっとあれば良かったと思います。

・楽しく学んだ輪読会でした。考えたことを気軽に発言できることはとても良いことだと思います。

・月に2回でも良いです!

 

 

 

文書館講座を開催しました(御礼)

 文書館講座を以下の日程で開催しました。今年度は、希望者多数のため、会場を大研修室からホールに急きょ変更して開催しました。(受講者の皆様におかれましては急な変更にご対応くださり、誠にありがとうございました。)

寄せられた感想のうち、一部ではありますが以下に紹介します。

当館では今後も様々な講座を開催してまいりますので、ぜひご参加ください。

 

≪期日≫ 令和7年1月29日(水)13:30~15:30 

≪会場≫ 県立文書館1階ホール

≪演題≫「在来線からたどる新潟県鉄道のあゆみ」  

講師:山沢拓見(県立文書館会計年度任用職員)

 

*感想の中から一部を紹介します。

鉄道にまつわる貴重な体験をお書きいただいた皆様、誠にありがとうございました。

今後の活動の参考にしてまいります。

「新潟県の鉄道の始めは新津だとばかり思っていました。直江津がなぜ最初のポイントになったのか、有力者の存在と地の利の良さが要因だと知り、納得がいきました。個人的に、羽越線は高校時代に通学で利用したので、成立のいきさつを知り、とても感慨深いものがあります。今回紹介されなかった他の路線についても機会があれば聴講したいと思います。ありがとうございました。」

「新潟の鉄道のことをとても楽しく学ばせていただきました。白新線の由来、納得しました。」

「米坂線や、赤谷線のことも聞きたいです。もし、今後機会があったらテーマにお願いしたいです。」

「通勤に信越線を利用しています。日常的に接している「モノ」である電車にも、日本の近代化にまつわる歴史があり、暮らしを豊かにしようとした有名無名の人々のドラマがあったのですね。そうした歴史の延長線上に今の私がいるのだなあと実感しました。今後は、少子化などで地方自治体の維持が難しくなる中で、廃止される路線も増えるのでしょう…。複雑な思いですが、では今の自分にできることは何かなあと考えるきっかけにもなりました。ありがとうございました。」

 

 

 

古文書初級解読講座(冬季)を開催しました

 文書館では、古文書初級解読講座(冬季)を開催しました。(Aコース:12月11日・18日(水) Bコース:12月13日・20日(金))

今年度は、「近世越後の村休み」と題して、江戸時代の村で定められていた休日の謎に迫りました。

受講者の方から講師にたくさんの質問が寄せられ、活発な雰囲気の中で江戸時代の古文書について学びました。

 ご参加いただきありがとうございました。

感想の一部を以下にご紹介しますのでご覧ください。

≪講座の様子≫

≪感想(一部)≫

・子供の頃、村落共同体が機能していて、20軒ばかりの農村集落だったので、農休日が決まっていた。年間で、一日の休みと半日休みが決まっていた。一日の休みは「坊主休み」といって村の相談で決めていた。その日は田畑で仕事をしないようにしていた。急きょ一日休みになるときは町内役の人が知らせに来て、村全体で休んだ(昭和32年頃の話)。そんなことを思い出しながら、今回のテキストを解読して楽しかった。

・村休みの類の文書は以前も目にしましたが、なぜなのかは分からずそんなものかと思っていましたが、江戸時代後期の豊かさが農村の働き方にも影響した結果と教えていただき、納得しました。ありがとうございました。

・まったくの初心者だったので、これからも機会を設けて勉強したい。歴史全般に興味があるのでもっともっと勉強の機会を持ちたい。高校の担任が書道の先生だったので昔のことを思い出しました。

 

 

 

 

マイクロフィルムリーダーが新しくなりました

*操作方法につきましては、当該職員までおたずねください。

 

~マイクロフィルムリーダーの事前予約が可能になりました~

 

(1)受付期間

 

 ・利用希望日の30日前から2開館日前の閉館時間まで

 

 ※30日前にあたる日が休館日の場合、窓口及び電話での受付は翌開館日から受付を開始します。

 

(2)受付方法

 

 ・窓口(閲覧室)

 ・電話 025-284-6011(開館時間中のみ)

 ・オンライン 新潟県電子申請システム

 

  新潟県電子申請システム マイクロフィルムリーダー予約のページ (リンク)

 

 ※「新潟県電子申請システム」の利用者登録は不要です。

  「利用者登録をせずに申し込む方はこちら」をクリックしてフォームに進んでください。

  必ず注意事項をご確認ください。

 

(3)予約枠

 ・下記のとおりです。ご希望の枠を予約時にお伝えください。

 ・お一人につき1日1枠予約ができます。終了時刻の時点で次の利用が無い場合は、引き続き利用ができます。

 

  A枠  9:30-12:00

  B枠 12:10-14:40

  C枠 14:50-16:50

  D枠 17:00-19:00 ※D枠は、県立図書館のマイクロフィルムリーダーを利用(平日)

 

(4) 注意事項

 

 ・キャンセル待ちは受付しません。

 ・予約が確定しても、機器の故障等で利用ができない場合があります。

 ・機器の故障等で利用できない場合は、予約者に対して当館から速やかに連絡します。

 ・予約の時間に遅れられた場合でも終了時間の延長はできません。

 ・予約開始時刻を30分過ぎても来館されず連絡もない場合は、キャンセル扱いとして予約を解除します。

 ・利用時間の超過や、予約後の不使用等が続いた方については、予約受付をお断りすることがあります。

 ・来館当日に予約なしでも利用することができますが、事前予約が入っている場合は予約をされた方が優先となります。

年末年始休館日について

12/29(日)から、1/4(土)まで、文書館は年末年始休館となりますのでよろしくお願いいたします。

本年もご利用いただきありがとうございました。

越後佐渡ヒストリア第106話を掲載しました

 選挙制度が何かと話題になった今年ですが、わが国では男子普通選挙法が開始された大正14年(1925)の衆議院議員選挙ではじめて点字での投票が公認されました。

 新潟県ではじめて点字投票が行われたのは、昭和2年(1927)の新潟県会議員選挙です。

 ヒストリア第106話では、この昭和2年の選挙に向けて新潟県が準備した際の書類を紹介します。

 

 *第106話はこちらからご覧ください。

 

はじめての古文書講座(秋季)を開催しました(満員御礼)

 今回の講座では、古文書に出てくる「変体仮名」のうち、当時よく使用された文字をマスターすることを中心に、古文書の種類や旧暦、干支や日時の表現などについて学びました。最終日には腕試しとして、19世紀に実際に書かれた「往来手形」を解読しました。今回の講座をきっかけに歴史の世界にさらに興味を持ってくだされば嬉しいです。

 現在、当館では初級古文書解読講座の参加者を募集しておりますので、よろしかったらご参加ください!

*初級古文書解読講座の案内はこちら → R6冬季初級解読講座.pdf

 

【講座のようす】

【ご感想の一部を紹介します】

・楽しかったです。3回では物足りないと感じました。

・身近な地域の歴史を分かりやすく講義してくださり、私自身も古文書が少し読めるようになったのがうれしいです。12月の初級古文書講座に申し込みましたので、またよろしくお願いします!

・3回の講座でしたが、文字の事や歴史的な背景などを興味深く学べ、とても有意義でした。随時このような講座を開催されることを希望します。

R6年度古文書初級解読講座(冬)を開催します

 11月7日より、冬季の初級古文書解読講座を参加者を募集します。

今回は「近世越後の村休み」と題して、江戸時代の村で定められていた休日の謎に迫ります。

Aコース:12月11日・18日(水)、Bコース:12月13日・20日(金)に分けて開講します。どちらか選んで受講していただきます。

 時間は13:30~15:30、県立文書館2階大研修室にて行います(受付開始は13:00)。

 

 ふるってご参加ください!

 

 *詳しくは以下のチラシをご覧ください。

 チラシ.pdf

 

はじめての古文書講座(秋季)を開催します(満員御礼)

*当講座は、ご好評につき定員数に達しました。誠にありがとうございました。

 これからも当館の歴史講座をよろしくお願いいたします。

 

 文書館では、11月12日(水)・19日(水)・26日(水)に、「はじめての古文書講座(秋季)」を開催します。
 当講座は、古文書の解読にはじめて取り組む方のための講座で、古文書の基礎知識を学んでいきます。少人数のクラスで、質問をしながら行いますので、「まったくの初心者です」という方でも落ち着いて学ぶことができます。当館所蔵の文書を取り上げつつ、古文書の基礎知識と昔の数字、年号、干支、方角などの語句や、「~候」などのよく使う言い回しを学びます。どうぞご参加ください。

 

~ご注意~

(会場は例年と異なり、「制作演習室」(1階)ではなく、「大研修室」(2階)になります。参加される方には当日あらためてご案内いたしますのでよろしくお願いします。)

 

はじめての古文書講座(秋)開催案内.pdf
 

<昨年の参加者の感想の一部を紹介します>
●古文書読解の初手として、大変興味深く思いました。

●なかなか一度では読めない。今後も初級者(初心者)向けの講座を続けてもらいたい。

●実物を手に取ってみたり触れたりできた事はよかった。資料の持つ意味や時代背景についてももっと知りたかった。

●資料を自分の力で解読することは困難も多くあったが、少しは面白くなったと感じています。

「文書館だより第41号」を作成しました

「文書館だより第41号」を作成しました。

今号では、江戸時代の見附で流行した、俳諧について取り上げます。

現在、俳句は国内外でブームになっていますが、江戸時代の越後・佐渡ではどのような人々が、俳句(当時は「俳諧」というのが一般的だった)を作っていたのでしょう?

文書館所蔵の、小林一茶の書状(写真版)や当時の句集などから紐解きます。

 

 

第41号.pdf

 

 

NHK新潟の取材班が当館を訪れました

先日、NHK新潟の取材班が当館を訪れました。

取材の様子は、9月20日(金)6:10からのNHK「新潟ニュース610」にて放送予定です。

 詳細は… ぜひともご視聴ください!

 

 

撮影の準備。当館スタッフも少し緊張気味です(?)。



 

 

R6年度古文書初級解読講座(夏季)を開催しました【解読解答・家系図(修正版)付き】

 古文書初級解読講座(夏季)を、7月17日(水)・24日(水)・31日(水)の、計3日間開催しました。多くの方からご参加いただき、盛況の中で終えることができました。
 古文書初級解読講座は、比較的読み易いくずし字の解読演習と時代背景の解説を行う講座です。くずし字に慣れ親しんで、少しでも多くのくずし字を読めるようになりたい方を念頭において、講座を実施しています。
 今回の講座では、近世(江戸時代)のある村で実際に発生した変死事件と、被害者の家族や村の人々の行動を一紙文書から読み解いていきました。史料から当時の人々の生活の様子がうかがえたでしょうか。
 受講生の皆様、3日間にわたってご参加いただき、ありがとうございました。

 講座で出た質問につきまして職員で調べた結果、修正した解読解答と、家系図を以下に掲載しましたので、ぜひご覧ください!

 

 *詳しくはこちら R6夏初級解読解答(1日目).pdf  

          R6夏初級解読 解答(2日目).pdf

          R6夏初級解読解答(3日目).pdf

          家系図訂正.pdf

=====参加者の感想の一部を紹介します=====
■サスペンス劇場の趣でした。ドラマ化できる内容です。江戸時代も現代も、人間関係のゆがみがきっかけとなり犯罪が起こると思うと、やるせなさを禁じえません。このような「調査報告書」が現存することにより、当時の人々がリアルに想起され、読み解きが大変面白かったです。

■講座の内容で事後に訂正したものを、公式ウェブサイトに記載していただけるとありがたいです。

■地元の文書を読むのは楽しいです。

■当時の風習や、人々の「生」の心が伝わり、興味深いです。

=====講座の様子=====

 

 

 

【重要】特別整理期間休館について

新潟県立文書館では特別整理期間といたしまして以下の期間を臨時休館とさせていただきます。
利用者のみなさまにはご迷惑をおかけしますが、ご理解いただきますようお願い申し上げます。

特別整理期間により休館

6月10日(月曜日)~17日(月曜日)