文書館のお知らせ

令和7年度 はじめての古文書講座(秋季)を開催しました(お礼)

 おかげをもちまして、3回続きの「はじめての古文書講座(秋季)」を終了いたしました。

 本講座では、古文書を読むうえで必要な基礎知識として、変体仮名や人名の読み方、日付の読み方(干支や年号)などを学びました。

 最終日には、当館所蔵資料の中から「往来手形」と「借用証文」の解読に挑戦しました。

 当館といたしましては、今後もより充実した講座開催に努めてまいります。

 以下、受講者の方の感想(抜粋)と講座の様子をご紹介します。

  ・初めてで難しかったが、古文書に興味を持てて参加してよかった。
  ・新しい知識が得られ、満足だ。機会を見て、次のステップに進みたい。

令和7年度 特別企画展を開催しました(お礼)

 新潟県立文書館では、令和7年10月21日(火曜日)~11月9日(日曜日)まで、令和7年度特別企画展「近代の戦争と新潟 ― 戦後80年 昭和の戦争と県民の暮らし ―」を開催しました。

 おかげさまで、多くの方からご来館いただきました。心より感謝申し上げます。

 当館といたしましては、所蔵資料を県民の皆様に広くご利用いただき、新潟県の歴史に関心を寄せていただくべく、展示や講座等の充実に努めてまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

 以下、いただきました感想(抜粋)と、観覧の様子です。

 ・実際に手に取ってみることができるのが非常に良かった。教科書で見たような資料や出来事が当時の学級日誌に本当によく書かれていて改めて大きな衝撃を受けた。貴重な経験だった。

 ・戦時の資料を手に取ることができて、視覚以外の感覚でも戦争を感じることができて非常に良い展示だった。

令和7年度 特別企画展解説講座を実施しました(お礼)

 10月29日(水)に令和7年度 特別企画展解説講座「新潟県民と昭和の戦争」を実施いたしました。

 今年は、戦後80年の節目の年であり、文書館だけでなく各機関でも先の戦争がテーマとして取り上げられました。

 新潟県立文書館としては、所蔵資料をもとに、特に当時の新潟県民がその時をどう過ごしたのか、といったところに焦点を当てるようにしました。その観点から、県民の皆様に関心を寄せていただき、解説講座にも多くの方からご参加をいただき、ありがとうございました。

 アンケートの感想(抜粋)です。

 ・戦時中の人々の暮らしがどうだったのか、今の我々も意識して知ろうとすることは大切だ。

 ・戦争について話を聞く機会は貴重だ。講演内容を子供たちに伝えていきたい。

 講座の様子です。

 

越後佐渡ヒストリア第109話「古文書にみる神楽」を掲載しました

 お祭りやお正月になると、神社やお寺、街角で獅子舞が舞われている風景が見られます。地域によっては獅子舞を「神楽」と呼びますが、神楽とは神に奉納するさまざまな芸能の総称で、獅子舞は神楽の演目の一つです。新潟県にも地域に根付いた神楽が各地で伝承され、五穀豊穣や商売繁盛、無病息災といった人々の願いと神仏の御利益の仲立ちをしています。

 口伝・体得で継承され、時代とともに舞も変わる神楽は、文字として伝わることが稀で、往時の姿をうかがい知ることは容易ではありません。当館収蔵の中蒲原郡下興野村桂家文書「太神楽諸色仕訳帳」には、文化11年(1814)に奉加(寺社造立・修繕のための寄附金)を募るために太神楽を興行した費用が記されており、江戸時代の神楽を垣間見ることができます。

 

*ヒストリア第109話は、こちらからご覧ください。

「文書館だより第43号」を掲載しました

 「文書館だより第43号」では、「越後佐渡おもしろ歴史ばなし」で、ポーツマス条約締結から120年を迎える節目に、新潟県民と日露戦争の関わりを紹介しています。
 また、令和7年度企画展「近代の戦争と新潟」の紹介、 新たに閲覧可能となった文書の情報や、10月以降の古文書講座や歴史講演会の計画なども掲載していますので、ぜひご覧ください(文書館だより第43号.pdf(1,089kb))。

 

 

 

第1回歴史講演講演会を開催しました(お礼)

 9月20日(土)に第1回歴史講演会をご盛況のうちに終えることができました。

 今回は、上越教育大学の畔上直樹教授をお招きし、「戦前期の地域社会と「村の鎮守」―柏崎市新道鵜川神社文書を読み解く―」と題してご講演をいただきました。

 「神社合祀」については、普段意識していなかったとしても、畔上教授による説明により、本来身近にある神社との関わりを見直してみようと考えた参加者の皆様も少なくなかったように思います。

 今後とも、県立文書館では、ご参加いただく皆様に新潟県の歴史への関心をお持ちいただけるような講演会を計画してまいりますので、ご期待ください。

 

 最後にいくつか参加者の方からの感想を紹介します。

・説明に出てくる用語に慣れていない為明確にイメージし難い事もありましたが、未知の分野を豊富な資料で解説していただき、明治期の地域社会への認識が深まりました。

・神社合祀ということを初めて知ったので興味は湧いたが難しかった。

 

講演会の様子です。

 

越後佐渡ヒストリア第108話を掲載しました

 昨今の少子化にともない、現在の「学校」のありかたも変革が模索されるようになっています。

 近代の学校制度は、明治5年(1872)に政府が「国民皆学」の方針のもと、学制を発布したところから整備が進みます。

 ヒストリア第108話では、明治7年の開校届から、明治初期の「学校」のありかたを見ていきます。

 

*ヒストリア第108話は、こちらからご覧ください。

古文書初級解読講座(夏季)を開催しました(お礼)

おかげをもちまして、古文書初級解読講座(夏季)はご好評のうちに終えることができました。

講座の内容として、昨年からの継続したテーマであったことから、今年度の講座を楽しみにお待ちいただいた方も多くいらっしゃいました。

犯人が誰であったのかを古文書の読解を通して解き明かされていくような内容で、受講者の皆様には興味深く受講していただけたものと思っています。関連して江戸時代における社会制度を考えさせるところもあり、読解自体の難易度は高めの資料でしたが、多くの方が改めて古文書の解読に意欲を高めていました。

 受講者の方の感想を一部紹介します。

  ・昨年度講座の「解決編」ということで興味津々で参加した。

  ・まだ古文書読解の力量がなく難しかったが、教材は興味深く、少しずつでも読めるようになりたいと思った。

 講座の様子です。