文書館のお知らせ
【重要】HPリニューアル作業にともなうアクセスの停止について
ホームページのリニューアル作業にともない、下記の時間帯にホームページへのアクセスが停止します。
閲覧者の方にはご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。
〇ホームページアクセス停止時間
令和5年3月27日(月)9時30分~3月28日(火)9時30分
第2回歴史講座の様子を紹介します
令和5年3月4日(土)に、令和4年度第2回歴史講座「江戸時代前期の国境争論」を開催しました。
講師には、東京都歴史文化財団の小酒井大悟氏をお招きしました。
江戸時代前期に越後高田藩が2度にわたって経験した、会津藩(現福島県)と飯山藩(現長野県)との国境争論について、その概要や争点、両者の主張から幕府による裁定までを分かり易く解説していただきました。また、先人の研究成果に加え、それぞれの藩の戦略や力関係など、新しい視点も示していただきました。
盛りだくさんの内容で少し駆け足ではありましたが、歴史を愛好する受講者の皆様にはきっとご満足いただけたのではないかと思います。
今年度の歴史講座は今回が最後になります。次年度も皆様にご満足いただけるようなテーマで開催したいと思いますので、奮ってご参加ください。
*****参加者の感想の一部を紹介します。*****
●開発が進んだことにより争論が頻発し、訴訟・裁判による決着へと移行していったことにより、近世社会へ転換していく状況は大変興味深く思われた。格式の高い高田藩が優位であったことが背景にあるというのも興味深かった。
●山論・国境争いについて興味があったので、会越・信越山論はおもしろかった。
●新鮮な情報を学習できて良かった。
●楽しく勉強できました。ありがとうございます。
【重要】令和5年4月以降の開館時間について
令和5年4月1日より、平日(火~金)午後5時以降の利用が予約制となります。
午後5時~午後7時に当館をご利用いただく場合は、電話・メール・FAX・来館いずれかの方法で事前予約のうえお越しください。
*予約利用申請用紙(PDF:81KB)はこちら.pdf。
古文書解読講座(冬季)を開催しました
古文書解読講座(冬季)を、1月25日・2月1日(水)に開催しました。最強寒波の襲来と重なり、悪天候の中ご参加いただいた方には大変ご苦労をおかけいたしました。やむなく欠席となった方には残念な思いをさせてしまいましたが、講座で使用した資料は当館でお渡しできます(要資料代100円)。閲覧室のカウンターでお声がけください。
古文書解読講座は、ある程度の古文書解読の知識・技能をお持ちの方を対象とした講座です。やや難解な文章や文字を題材に、講座を実施しています。
今回の講座では、金子借用証文(借金証文)を教材として解読を進め、史料を通して江戸から明治にかけての借金をめぐる時代背景についても解説させていただきました。原本も展示させていただきましたが、保存状態が良好なことに驚かれた方も多かったのではないでしょうか。毎回のことではありますが、受講生の皆様には意欲的に取り組んでいただきました。
今年度の古文書解読講座は今回が最後となります。来年度も当館所蔵の資料を駆使し、より充実した解読講座にしてゆきたいと思います。またの受講をお待ちしております。
=====参加者の感想の一部を紹介します。=====
■たいへんおもしろかった。池平や四日町(史料の所在地)は行ったことがありよく知っている地だっ
たので、あの地に住んでいた人たちの生活を思いうかべながら聞いていた。
■先週(1/25)は雪で受講できず残念でした。オンラインでの視聴は可能でしょうか。
→申し訳ございません。現時点では対応できていません。
■定型の借用書なので、難字をとばしても大略が読み取れた。
■解読文がふり仮名付きで大変良かった。分かり易い。来年度も古文書解読講座よろしくお願いしま
す。
<講座の様子>
古文書初級解読講座(冬季)を開催しました
古文書初級解読講座(冬季)を、12月7日(水)・12月14日(水)にAコース、12月9日(金)・12月16日(金)にBコースで、計4日間開催しました。どちらのコースにも多くの方からご参加いただき、盛況の中で終えることができました。
古文書初級解読講座は、比較的読み易いくずし字の解読演習と時代背景の解説を行う講座です。くずし字に慣れ親しんで、少しでも多くのくずし字を読めるようになりたい方を念頭において、講座を実施しています。
今回の講座では、江戸時代の「欠落(かけおち)」についてを教材としました。いわゆる男女の「駆け落ち」ではなく、個人や家族単位での村からの逃亡を指します。残された家族や村役人はどのように対応したのかをご理解いただけたでしょうか。初級としては難しい文字も多く、解読に苦戦されていた方も多かったかもしれません。
受講生の皆様、2日間にわたってご参加いただき、ありがとうございました。
=====参加者の感想の一部を紹介します。=====
■大変勉強になります。何度でも受講したいものです。
■教材は興味深かったのですが、初級にしてはむずかしい文字が多かった。
■来年1月の解読講座も申し込む予定です。ありがとうございました。
■教え方が10年程前に受講したときより具体的(ていねい)になった。
< 講座の様子 >
はじめての古文書講座(秋季)を開催しました
11月16日(水)・24日(木)・30日(水)に、「はじめての古文書講座(秋季)」を開催しました。
当講座は、古文書の解読にはじめて取り組む方のための講座で、古文書の基礎知識を学んでいきます。まずは『いろは覚』で多様な平仮名を確認し、『越後摘誌』や『越後土産』などの県内ゆかりの資料を紹介しながら、古文書を身近に感じていただきました。そのうえで、『往来手形』や『北越雪譜』、『人相書』といった様々な文書の解読に挑戦しました。また、解読と並行して辞書や練習用テキストの紹介もさせていただきました。
受講生の皆様、3日間にわたりご参加いただきありがとうございました。
今年度の「はじめての古文書講座」は、今回で終了となります。来年度も多くの方からの参加をお待ちしております。
<参加者の感想の一部を紹介します>
●ナゾ解きみたいでおもしろかった。
●読解も重要だが、講座後に独学で勉強していくための基本的学習法をもっと教えてほしかった。
<講座の様子>
【重要】システム更新に伴う年末年始休館期間の変更・ホームページ停止について
新潟県立文書館では、館内webシステムの更新に伴い、年末年始休館期間を以下のように変更させていただきます。
利用者のみなさまにはご迷惑をおかけしますが、ご理解いただきますようお願い申し上げます。
◇システム更新および年末年始期間により休館
令和4年12月26日(月曜日)~令和5年1月4日(水曜日)
また、12月25日(日曜日)午後5時~1月5日(木曜日)午前9時30分の間、当館ホームページの閲覧と電子メールの送受信ができなくなりますのでご了承ください。
越後佐渡ヒストリア第99話・第100話を掲載しました
10月25日(火曜日)より始まる特別企画展にあわせ、越後佐渡ヒストリアを一挙に2話掲載します。
越後佐渡ヒストリア第99話は「南魚沼の医師・平賀家の人々とスペイン風邪」です。
99話では南魚沼の医師一家をとりあげます。医師になることを目指す若者とそれを支える家族、現在と変わらぬ家族の姿が見られるかと思います。また、この時期に流行したスペイン風邪も、現在の新型コロナウイルス感染症と同様に何度かのピークがあったようです。
記念すべき第100話は「新潟県史編さん収集の中世文書」です。
立県100年を記念して始められた新潟県史編さん事業の終了にあたり、収集された多くの写真資料は文書館に所蔵され、現在も調査・研究に活用されています。
今回はその中でも特に希少である中世文書にスポットを当て、当時の様子を知る貴重な資料を紹介しています。
「文書館だより第37号」を発行しました
「文書館だより第37号」では、巻頭記事の「越後佐渡おもしろ歴史ばなし」で、明治期の皆既日食の観測について、当時の人々の思いや様子を紹介しています。また、10月25日(火曜日)より開催する特別企画展のご案内や、10月以降の講座開催予定に加え、特別寄稿として元高校教員の竹田和夫様より、教育現場における文書館活用の実践例を寄稿していただきました。
第1回歴史講座の様子を紹介します
令和4年9月24日(土曜日)に、令和4年度第1回歴史講座「1923年関東大震災と新潟における地震観測・地震研究」を開催しました。
コロナウィルス感染症の拡大もあり、2年ぶりに開催することができました。
講師には、新潟大学准教授の中村元氏をお招きしました。
関東大震災発生を契機とする、震災以前の新潟における地震観測・地震研究(受け止め方の基礎の考察)、震災以後の新潟における地震認識とその展開(受け止め方の意味に関する考察)をテーマとして、新潟測候所の記録や当時の所長の刊行物から当時の地震研究のあり方に迫りました。多くの文献・資料をもとに、当時の研究者の理論や報道の在り方、社会の受け止め方などについて多角的に論じていただきました。
学術的な内容も含まれていたため少し難しく感じられた方もいらっしゃったようですが、初めて聞く話に興味を持っていただいた方、新潟地震とのつながりを思い浮かべる方、多くの方に歴史の醍醐味を感じていただけたと思います。
第2回歴史講座は令和5年3月4日(土曜日)の予定です。次回も奮ってご参加ください。
参加者の感想の一部を紹介します。
- 新潟地震が40~50年前に予見されていたことを初めて知りました。
- 地震に特化した文書と歴史で、初めて聞くことが多くおもしろかった。
- 最初資料を見たときにはむずかしいと思ったが、講義はとてもわかりやすかった。充実した2時間でした。
- 特定の新聞に偏った報道で、ジャーナリズムは公平ではないことを感じました。
講座の様子