文書館のお知らせ

越後佐渡ヒストリア第97話を掲載しました

越後佐渡ヒストリア第97話は「新たな藩に仲間入り~菊間藩から村松藩へ~」です。

戊辰戦争後、政治的統一を目指す新政府は、版籍奉還や直轄地の拡大・一円化によって諸藩を徐々に直接統治に組み込む方針を立てます。明治3年(1870年)、越後国にも支配替えという形で新政府の手が加わります。

廃藩置県までの激動の移行期にあたり、単なる支配替えではなく、諸制度の移り変わりの様子も史料から読み解けますのでご覧ください。

令和3年度第1回歴史講座中止のお知らせ

令和3年9月25日(土曜日)に開催予定でありました「令和3年度新潟県立文書館第1回歴史講座」ですが、昨今の新型コロナウイルス感染拡大状況と講師・受講者の方々の安全を考慮いたしまして、大変残念でありますがこのたびは中止とさせていただくこととなりました。

心待ちにしていた方も多いかと存じますが、ご理解いただきますようお願い申し上げます。

なお、受講申込みをされた方には個別に中止の連絡をさせていただきます。

【重要】臨時休館のお知らせ

新潟県立文書館は、県内での新型コロナウイルス感染が続いていることから、県民の皆様への感染拡大防止のため、令和3年9月3日(金曜日)から9月16日(木曜日)の間、臨時休館いたします。

ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解いただきますようお願い申し上げます。

なお、感染状況しだいで延長となる可能性があることもお含みおきください。

臨時休館中でも下記のサービスを実施します。

レファレンス

  • 「新潟県の歴史資料に関すること」及び「資料の保存相談」等にお答えします。
  • お問い合わせの内容は、できるだけ書面(手紙・Eメール・ファクス)にてお願いします。

ただし、次の場合には対応できません。

  1. 個人若しくは団体の秘密に関わることで、公表することが不適切なもの。
  2. 資料の鑑定及び価格評価に関するもの。
  3. 懸賞問題及び学校教育における宿題や課題等の回答に関するもの。
  4. 古文書の全文解読等、回答に過大な調査を要し、文書館の業務に支障を来すおそれのあるもの。

古文書解読講座(夏季)を開催しました

古文書解読講座(夏季)を、8月18日・25日(水曜日)に開催しました。新型コロナウイルス感染拡大防止措置をとりながらでしたが、多くの方からご参加いただき、盛況の中で終えることができました。

古文書解読講座は、ある程度の古文書解読の知識・技能をお持ちの方を対象とした講座です。やや難解な文章や文字を題材に、講座を実施しています。

今回の講座では、明治時代の行政文書を教材とし、さまざまな書体の解読に挑んでいただきました。江戸時代に公用書体だったいわゆる「御家流」とは違い、書き手の個性があらわれる明治時代の書体に苦戦した方も多かったようです。また、「新潟県庁」や「新潟県物産陳列館」の建設に向けた用地買収・地種組替の文書をとおし、新潟県の歴史についても解説しました。受講生の皆様からは多くの質問が寄せられ、意欲的に取り組んでくださる様子がうかがえました。

2日間にわたってご参加いただき、ありがとうございました。

参加者の感想の一部を紹介します。

  • 新潟の歴史、当時の人々の暮らしなどを身近に感じられて興味深かったです。ありがとうございました。機会があればまた受講したいです。
  • 難しいですがおもしろかったです。いろんな時代にタイムスリップしたみたいでした。
  • 初級講座に続いて2回目ですが、少し古文書が身近なものと感じるようになりました。
  • 今後もいろいろなジャンルから、講習を希望します。

<講座の様子>

講座の様子1の画像講座の様子2の画像

古文書初級解読講座(夏季)を開催しました

古文書初級解読講座(夏季)を、6月22日(火曜日)・6月29日(火曜日)にAコース、6月25日(金曜日)・7月2日(金曜日)にBコースで、計4日間開催しました。新型コロナウイルス感染拡大防止措置をとりながらでしたが、どちらのコースにも多くの方からご参加いただき、盛況の中で終えることができました。

古文書初級解読講座は、比較的読み易いくずし字の解読演習と時代背景の解説を行う講座です。くずし字に慣れ親しんで、少しでも多くのくずし字を読めるようになりたい方を念頭において、講座を実施しています。

今回の講座では、古文書での「数字」の確認からスタートし、「村明細帳」を教材にして、独特の言い回しやくずし字の解読をしました。また、当時の村の地図も加え、農民の生活の様子なども解説いたしました。

受講生の皆様、2日間にわたってご参加いただき、ありがとうございました。

参加者の感想の一部を紹介します。

  • 古文書は解読のみならず、原物保存の重要さが理解できた。
  • 用語解読などの史料が多く、解読の助けになった。
  • 繰り返しが大切ということで、今後も継続して講座を受講できればと思った。
  • 越後国の出来事と結びつくので興味深かった。税の算出のしかたに、当時の人の数学能力がうかがい知れた。

<講座の様子>

講座の様子1の画像 講座の様子2の画像

越後佐渡ヒストリア第96話を掲載しました

越後佐渡ヒストリア第96話は「宗門改めと宗門人別改帳~戸籍簿として視る宗門人別帳~」です

キリシタン禁止政策を村々で徹底するために始められたのが宗門改めであり、それを記録したのが宗門人別改帳です。

ただ、その情報量の多さから、現在の戸籍簿のような役目も果たすようになりました。宗門人別帳で読み解けることは何か、ご覧ください。

はじめての古文書講座(春季)を開催しました

5月12日(水曜日)・19日(水曜日)・26日(水曜日)に、「はじめての古文書講座(春季)」を開催しました。

当講座は、古文書の解読にはじめて取り組む方のための講座で、古文書の基礎知識を学んでいきます。古文書の形態や用途を学習した後、よく使われる表現、間違いやすい文字などを細かく確認しました。そして、往来手形や人相書といった様々な文書の解読に挑戦しました。

受講生の皆様、3日間にわたりご参加いただきありがとうございました。

今年度の「はじめての古文書講座」は、秋季にもう一度企画されております。ホームページをご覧になって興味を持っていただいた方、次回の参加をお待ちしております。

参加者の感想の一部を紹介します

  • たいへんわかりやすく、しかもゆっくり・はっきりと話していただき感謝しています。ご自分の体験からのアドバイスは、なかなか進歩の遅い私にとって参考と励みになりました。ありがとうございました。
  • わかり易い解読、毎回勉強になります。ありがとうございました。

<講座の様子>

講座の様子1の画像 講座の様子2の画像

6月臨時休館日のお知らせ

新潟県立文書館では特別整理期間といたしまして以下の期間を臨時休館とさせていただきます。

利用者のみなさまにはご迷惑をおかけしますが、ご理解いただきますようお願い申し上げます。

特別整理期間により休館

6月7日(月曜日)~14日(月曜日)

「文書館だより第34号」を発行しました

「文書館だより第34号」では、巻頭記事の「越後佐渡おもしろ歴史ばなし」で、明治期に魚沼地方への鉄道敷設実現に尽力し「上越線の父」といわれた岡村貢を紹介しています。また、今年度実施した特別企画展の展示資料の紹介、次年度(令和3年度)の文書館主催講座一覧も掲載しています。

越後佐渡ヒストリア第95話を掲載しました

越後佐渡ヒストリア第95話は「新潟県史編さん夢物語~幻から正夢へ~」です。

新潟県では大正から昭和初期にかけて、郡史や民間の修史事業が盛んに行われるようになりました。

こうした動きに呼応して、新潟県史編さんへの期待が高まりましたが、初めはなかなかうまくいきません。その後どのような流れで現在の新潟県史が編さんされるに至ったのかを紹介していますので、ぜひご覧ください。

古文書解読講座(冬季)を開催しました

古文書解読講座(冬季)を、2月10日・17日(水曜日)に開催しました。新型コロナウイルス感染拡大防止措置をとりながらでしたが、どちらのコースにも多くの方からご参加いただき、盛況の中で終えることができました。

古文書解読講座は、ある程度の古文書解読の知識・技能をお持ちの方を対象とした講座です。やや難解な文章や文字を題材に、講座を実施しています。

今回の講座では、江戸時代における住民登録手続きの流れから、独特の言い回しやくずし字の解説をしました。村と村との間で取り交わされる「所請状」や「離旦証文」などを読みながらくずし字に触れることはもちろんのこと、当時の住民登録の意味や村・寺の役割、現在との違いなどの解説も行いました。読むスピードも速く、みなさんご苦労されているようでしたが、最後には本講座に満足された様子がうかがえました。

受講生の皆様、2日間にわたってご参加いただき、ありがとうございました。

参加者の感想の一部を紹介します。

  • 非常に判りやすい説明でした。そして、史料も適切なものでした。
  • 定型文としての流れは読み取れるが、くせ字には難渋した!
  • コロナ禍で大変な時期に感染防止対策を徹底して古文書解読講座を開設していただきありがとうございます。
  • 全体の50~70%の把握くらいですが、今の内容、スピードは上達につながると思いましたので、とても楽しく気に入っています。

<講座の様子>

講座の様子1の画像 講座の様子2の画像

【2月1日(月曜日)】ホームページの一部機能停止についてのお知らせ

いつも当館をご利用いただきありがとうございます。

システムメンテナンスのため、下記のとおり当館ホームページの一部機能が停止します。

  • 日時:令和3年2月1日(月曜日)15時~16時(予定)
  • 停止する機能:当館所蔵資料の検索、「越後佐渡デジタルライブラリー」

ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解くださいますようお願いいたします。

第2回歴史講座中止のお知らせ

令和3年3月6日(土曜日)に開催予定でありました「令和2年度新潟県立文書館第回歴史講座」ですが、昨今の新型コロナウイルス感染拡大状況と講師・受講者の方々の安全を考慮いたしまして、大変残念でありますがこのたびは中止とさせていただくこととなりました。

ご理解いただきますようお願い申し上げます。

2月臨時休館日のお知らせ

新潟県立文書館では特別整理期間といたしまして以下の期間を臨時休館とさせていただきます。

利用者のみなさまにはご迷惑をおかけしますが、ご理解いただきますようお願い申し上げます。

特別整理期間により休館

2月1日(月曜日)~8日(月曜日)

古文書初級解読講座(冬季)を開催しました

古文書初級解読講座(冬季)を、12月2日(水曜日)・12月9日(水曜日)にAコース、12月4日(金曜)・12月11日(金曜日)にBコースで、計4日間開催しました。新型コロナウイルス感染拡大防止措置をとりながらでしたが、どちらのコースにも多くの方からご参加いただき、盛況の中で終えることができました。

古文書初級解読講座は、比較的読み易いくずし字の解読演習と時代背景の解説を行う講座です。くずし字に慣れ親しんで、少しでも多くのくずし字を読めるようになりたい方を念頭において、講座を実施しています。

今回の講座では、江戸時代によくみられる「人名」の練習からスタートし、「願書」を教材にして、独特の言い回しやくずし字の解説をしました。「願書」では用水の新設をめぐるやりとりなどの内容の文字解読を行いました。

受講生の皆様、2日間にわたってご参加いただき、ありがとうございました。

参加者の感想の一部を紹介します。

  • 難しいが楽しかった。
  • 初級解読講座も全く追いついていないが、さらにもう一歩進むとどんな感じか、まったく太刀打ちできなくとも解読講座も見てみたい気がします。
  • はじめての古文書講座の次のステップとしては難しかったが大変勉強になりました。
  • 丁寧にわかりやすく講義いただきありがたく思います。

<講座の様子>

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越後佐渡ヒストリア第94話を掲載しました

越後佐渡ヒストリア第94話は「みんなが売ってみんなが儲かる~新潟町の魚屋たち~」です。

江戸時代の新潟町には同じ商売をする店が特定の地域に集まっている町座というものがありました。このなかで当時の魚屋の町座についてその詳細やトラブル解決方法などを紹介していますので、ぜひご覧ください。

はじめての古文書講座(秋季)の様子を紹介します

11月11日(水曜日)・18日(水曜日)・25日(水曜日)に、「はじめての古文書講座(秋季)」を開催しました。

当講座は、古文書の解読にはじめて取り組む方のための講座で、古文書の基礎知識を学んでいきます。古文書の形態や用途を学習した後、よく使われる表現、間違いやすい文字などを細かく確認しました。そして、往来手形や人相書といった様々な文書の解読に挑戦しました。

受講生の皆様、3日間にわたりご参加いただきありがとうございました。

今年度の「はじめての古文書講座」は、今回で終了となります。来年度も多くの方からの参加をお待ちしております。

<講座の様子>

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「特別企画展」開催期間中の一般閲覧の休止について

いつも県立文書館をご利用いただきありがとうございます。

「特別企画展」開催期間中(令和2年10月27日(火曜日)から11月8日(日曜日)まで)は、一般閲覧(文書館所蔵資料の閲覧請求)ができなくなりますので、ご注意下さい。

ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。

「文書館だより第33号」を発行しました

「文書館だより第33号」では、巻頭記事の「越後佐渡おもしろ歴史ばなし」で大正時代全国中等学校野球優勝大会(現在の夏の甲子園大会)に新潟県から初出場を果たした長岡中学校(現在の長岡高校)の話を取り上げています。また、現在開催中の企画展「流行り病との戦い~近世編~」や特別企画展「THE公文書~語り継がれる歴史~」の開催案内、令和元年度までに閲覧可能となった受贈文書についても掲載しています。

冊子版(無料)は、文書館備え付けのチラシ・ブックスタンドに置いてあります。ご自由にお持ちいただけます。

令和2年度第1回歴史講座の様子を紹介します

令和2年9月26日(土曜日)に、令和2年度第1回歴史講座「近世越後・佐渡の地震・台風・疫病」を開催しました。

講師には、新潟大学名誉教授の矢田俊文氏をお招きしました。

県内における江戸時代の各種災害による被災状況やその原因などを単にデータとしての被災状況だけではなく、矢田氏の緻密な研究データや古文書を読み解く中から得られる情報を盛り込みながら説明され、現在を生きる我々がどのように活用していくのか、過去から得られる教訓は何かといったことをご講演いただきました。また文書館所蔵の古文書から、新発田藩出身の桑田立斎が江戸時代に流行したコレラの予防・治療に尽力した内容もお話しされました。

参加者の感想の一部を紹介します。

  • 題材が日本中が今とても気になっていることなので(昔はどうだったのだろうと私自身思っていたので)とても良かった。
  • 先生が長い間研究していたことが資料に裏打ちされていて一流の方だと思った。
  • 医学が発達したといわれている現代でもまだ全ての病気に対して有効な治療がないものもあることをコロナで改めて感じた。まして江戸時代はもっと大変であったことがわかった。

<講座の様子>

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