文書館のお知らせ

「文書館だより第33号」を発行しました

「文書館だより第33号」では、巻頭記事の「越後佐渡おもしろ歴史ばなし」で大正時代全国中等学校野球優勝大会(現在の夏の甲子園大会)に新潟県から初出場を果たした長岡中学校(現在の長岡高校)の話を取り上げています。また、現在開催中の企画展「流行り病との戦い~近世編~」や特別企画展「THE公文書~語り継がれる歴史~」の開催案内、令和元年度までに閲覧可能となった受贈文書についても掲載しています。

冊子版(無料)は、文書館備え付けのチラシ・ブックスタンドに置いてあります。ご自由にお持ちいただけます。

令和2年度第1回歴史講座の様子を紹介します

令和2年9月26日(土曜日)に、令和2年度第1回歴史講座「近世越後・佐渡の地震・台風・疫病」を開催しました。

講師には、新潟大学名誉教授の矢田俊文氏をお招きしました。

県内における江戸時代の各種災害による被災状況やその原因などを単にデータとしての被災状況だけではなく、矢田氏の緻密な研究データや古文書を読み解く中から得られる情報を盛り込みながら説明され、現在を生きる我々がどのように活用していくのか、過去から得られる教訓は何かといったことをご講演いただきました。また文書館所蔵の古文書から、新発田藩出身の桑田立斎が江戸時代に流行したコレラの予防・治療に尽力した内容もお話しされました。

参加者の感想の一部を紹介します。

  • 題材が日本中が今とても気になっていることなので(昔はどうだったのだろうと私自身思っていたので)とても良かった。
  • 先生が長い間研究していたことが資料に裏打ちされていて一流の方だと思った。
  • 医学が発達したといわれている現代でもまだ全ての病気に対して有効な治療がないものもあることをコロナで改めて感じた。まして江戸時代はもっと大変であったことがわかった。

<講座の様子>

講座の様子1の画像 講座の様子2の画像 講座の様子3の画像

ホームページの一部機能停止についてのお知らせ

いつも当館をご利用いただきありがとうございます。

法定電気設備点検に伴う停電のため、下記のとおり当館ホームページの一部機能が停止します。

  • 日時:令和2年9月14日(月曜日)午前8時30分~午後2時(予定)
  • 停止する機能:当館所蔵資料の検索、「越後佐渡デジタルライブラリー」

ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解くださいますようお願いいたします。

古文書解読講座(夏季)を実施しました

古文書解読講座(夏季)を、8月19日(水曜日)・8月26日(水曜日)の計2日間開催しました。新型コロナウイルス感染拡大防止措置をとりながらでしたが、多くの方からご参加いただき、盛況の中で終えることができました。

古文書解読講座は、ある程度の古文書解読の知識・技能をお持ちの方を対象とした講座です。やや難解な文章や文字を題材に、講座を実施しています。

今回の講座では、江戸時代における越後・佐渡の塩作りの様子から、独特の言い回しやくずし字の解説をしました。中には取り扱う機会の少ない中世文書の解読も行いましたが、やはり今までの講座と違いみなさんご苦労されている様子がうかがえました。

受講生の皆様、2日間にわたってご参加いただき、ありがとうございました。

参加者の感想の一部を紹介します。

  • 資料1の方は何とか読めましたが、資料2の方が手掛かりもなく難解でした。歴史的背景の解説も詳しく、良かったです。
  • 中世文書を読む機会が殆どないので、とても勉強になりました。資料2は今までの古文書講座で一番難しかったですが、興味深かったです。
  • ひらがなをこれから取り組まねばと痛感しました。
  • 今回の資料をきっかけにいろいろと調べてみたくなりました。

<講座の様子>

講座の様子1の画像 講座の様子2の画像

越後佐渡ヒストリア第93話を掲載しました

越後佐渡ヒストリア第93話は「江戸時代のパスポート、往来手形」です。

戦国の世が終わりを告げた江戸時代、庶民も気軽に伊勢参りなどの旅行にでかけることが可能になりました。江戸時代の旅において欠かせないものが「往来手形」と呼ばれるものです。

往来手形は誰が発行し、どんな文言が書かれていたのか、また往来手形が道中で果たす役割とは何なのかなどを紹介しますので、ぜひご覧ください。

古文書初級解読講座(夏季)を開催しました

古文書初級解読講座(夏季)を、6月24日(水曜日)・7月1日(水曜日)にAコース、6月2日(金曜日)・7月3日(金曜日)にBコースで、計4日間開催しました。新型コロナウイルス感染拡大防止措置をとりながらでしたが、どちらのコースにも多くの方からご参加いただき、盛況の中で終えることができました。

古文書初級解読講座は、比較的読み易いくずし字の解読演習と時代背景の解説を行う講座です。くずし字に慣れ親しんで、少しでも多くのくずし字を読めるようになりたい方を念頭において、講座を実施しています。

今回の講座では、「江戸の手習い」や「願書」を教材にして、独特の言い回しやくずし字の解説をしました。「手習い」では実際に江戸時代の子どもが手習所(寺子屋)で学んだ字の確認を、「願書」では新しい判子を使用したい・新たに商売を始めたいなどの内容の文字解読を行いました。

受講生の皆様、2日間にわたってご参加いただき、ありがとうございました。

参加者の感想の一部を紹介します。

  • 古文書は難しいので、今回のように丁寧に説明いただくと復習も兼ね頭に入るのでありがたいです。
  • 浮世絵を見に行くのが好きで、その中に書かれているくずし字も読めたらいいなと思い受講しました。まったく初めてということもあり、ほぼ読めませんでしたが。今回読み方を教えていただいた史料のように雛形のあるもので、読む練習をするのは慣れるのに良いと思いました。
  • 講座はつまづきながらもご指導により解読できた時はウキウキです。

<講座の様子>

講座の様子1の画像 講座の様子2の画像

越後佐渡ヒストリア第92話を掲載しました

越後佐渡ヒストリア第92話は「庄屋は交代制?~石神村の庄屋の決め方~」です。

江戸時代、幕府や藩と村をつなぐ村役人の中に庄屋という職があります。現代の村長のような役職です。庄屋は通例ひとつの家が代々引き継ぐ世襲制が多いのですが、この石神村(現上越市)では少々異なりました。その様子を林泉寺文書から読み取ることができます。

石神村ではどうやって庄屋を決めていたのか、またその在任期間はどれくらいか、庄屋の置かれた立ち位置は、などを紹介しますので、ぜひご覧ください。

【重要】閲覧室利用の再開のお知らせ

県立文書館は、新型コロナウイルス感染防止対策を講じたうえで、5月19日(火曜日)から閲覧室の利用を再開します。

再開するサービス

  • 閲覧サービス

なお、対面での調査・相談は当面の間、休止します。

来館者の皆様へのお願い

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ご来館の皆様におかれましては、以下の点にご理解、ご協力をお願いします。

  • 他の利用者の方との距離を確保するため、閲覧席を4席に限らせていただきます。(やむを得ず入室制限を行う場合があります。)
  • 感染防止の観点から、長時間の利用はご遠慮ください。
  • 発熱、咳、のどの痛みなどの症状がある方は、来館の自粛にご協力ください。
  • マスクの着用、入室時のアルコール手指消毒、「咳エチケット」にご協力ください。

感染拡大防止対策について

当面、以下の対策を講じます。ご理解、ご協力をお願いします。

  • 閲覧室入口に手指用消毒液を設置します。
  • 受付カウンターに透明なパーティションを設置します。
  • 職員はマスクを着用して対応します。
  • 定期的に換気及び、机・カウンターの消毒を行います。
  • 閲覧室内の座席の間隔を確保します。

今後の講座・講演会・企画展について

新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、年間計画で予定している講座や講演会、企画展の内容や募集人数等を変更する場合があります。また、感染状況によっては、開催を中止する場合があります。変更や中止については、当館ホームページ上でお知らせします。

電話受付時間の変更について

レファレンス・複写物郵送サービス等の平日の電話受付時間を5月12日から下記のとおりに変更します。

  • 火曜日~金曜日:9時30分~19時
  • 土曜日、日曜日、祝日:9時30分~17時(平日の月曜日は定例休館日です)

また、閲覧サービスについては再開が決まり次第、ホームページでお知らせします。

はじめての古文書講座(春季)の開催中止について

新型コロナウイルスの感染拡大防止により、臨時休館が継続しているため、「はじめての古文書講座(春季)」を中止とさせていただきます。

すでにお申し込みされた方、お申込みを考えておられた方にはご迷惑をおかけしますが、ご理解くださるようお願いいたします。

休館中も次のサービスを実施していますので、ご案内申し上げます。

1.レファレンス

  • 「新潟県の歴史資料に関すること」及び「資料の保存相談」等にお答えします。
  • お問い合わせの内容は、できるだけ書面(手紙・Eメール・ファクス)にてお願いします。

ただし、次の場合には対応できません。

  1. 個人若しくは団体の秘密に関わることで、公表することが不適切なもの。
  2. 資料の鑑定及び価格評価に関するもの。
  3. 懸賞問題及び学校教育における宿題や課題等の回答に関するもの。
  4. 古文書の全文解読等、回答に過大な調査を要し、文書館の業務に支障を来すおそれのあるもの。

2.複写物郵送サービス

(1)対象文書

  • 所蔵検索用コンピュータシステム(OPAC)掲載中の下記複製資料が対象となります。
  1. 新聞:新聞名、発行年月日を申込書に記入(日付単位で受付)
  2. 神社・寺院・仏堂明細帳:〇〇明細帳、社寺仏堂名を申込書に記入(社寺仏堂単位で受付)

(2)複写物成果品

  • モノクロのみ
  • 用紙サイズはA4・B4・A3の3種(資料の形態・大きさに合せます。原則として拡大・縮小はしません。)

(3)申込方法

  • 郵送またはファックスのみ(電話など口頭での申込は受け付けできません)
  • ホームページ上の複写申込フォーム(「複写物郵送サービス申込書(PDF形式:78KB)」)を印刷し、必要事項を記入の上、送付してください。申込後のキャンセルはできません。
  • 申込件数・枚数の上限は、計10件または計200枚までです。

注意:日本国内の方に限らせていただきます。

(4)料金

  • 電子式複写(コピー)A4・B4サイズ1枚25円、A3サイズ1枚50円
  • 送料520円(全国一律、郵便局レターパックプラス)

(5)支払い方法

  • 原則として、料金は前納です(料金等計算書を送付しますので、下記事項に留意し、所定の金額を指定期日までに金融機関の窓口でお支払いください。公的機関などで、後納となる場合はご相談ください)。
  1. 申込者と同一名義でお振り込みください。
  2. 振込手数料は、お申込者負担となります。

(6)発送

  • 振込確認後、発送します。ただし、大量の申込枚数・料金の過不足・自然災害等による郵送の遅れ等の理由により、日数を要することがありますので、あらかじめご了承ください。
  • 複写物の枚数・サイズにより、2つ折りで梱包することがあります。

注意:当面の間、平日の電話受付時間を変更します。

  • 火曜日~金曜日:9時30分~17時
  • 土曜日、日曜日、祝日:9時30分~17時(平日の月曜日は定例休館日です)

注意:カレンダーは便宜上、5月31日まで休館の表示となっています。開館日が決まりましたらカレンダーを更新します。