令和2年度第1回歴史講座の様子を紹介します
令和2年9月26日(土曜日)に、令和2年度第1回歴史講座「近世越後・佐渡の地震・台風・疫病」を開催しました。
講師には、新潟大学名誉教授の矢田俊文氏をお招きしました。
県内における江戸時代の各種災害による被災状況やその原因などを単にデータとしての被災状況だけではなく、矢田氏の緻密な研究データや古文書を読み解く中から得られる情報を盛り込みながら説明され、現在を生きる我々がどのように活用していくのか、過去から得られる教訓は何かといったことをご講演いただきました。また文書館所蔵の古文書から、新発田藩出身の桑田立斎が江戸時代に流行したコレラの予防・治療に尽力した内容もお話しされました。
参加者の感想の一部を紹介します。
- 題材が日本中が今とても気になっていることなので(昔はどうだったのだろうと私自身思っていたので)とても良かった。
- 先生が長い間研究していたことが資料に裏打ちされていて一流の方だと思った。
- 医学が発達したといわれている現代でもまだ全ての病気に対して有効な治療がないものもあることをコロナで改めて感じた。まして江戸時代はもっと大変であったことがわかった。
<講座の様子>