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カテゴリ:令和2年度
古文書解読講座(冬季)を開催しました
古文書解読講座(冬季)を、2月10日・17日(水曜日)に開催しました。新型コロナウイルス感染拡大防止措置をとりながらでしたが、どちらのコースにも多くの方からご参加いただき、盛況の中で終えることができました。
古文書解読講座は、ある程度の古文書解読の知識・技能をお持ちの方を対象とした講座です。やや難解な文章や文字を題材に、講座を実施しています。
今回の講座では、江戸時代における住民登録手続きの流れから、独特の言い回しやくずし字の解説をしました。村と村との間で取り交わされる「所請状」や「離旦証文」などを読みながらくずし字に触れることはもちろんのこと、当時の住民登録の意味や村・寺の役割、現在との違いなどの解説も行いました。読むスピードも速く、みなさんご苦労されているようでしたが、最後には本講座に満足された様子がうかがえました。
受講生の皆様、2日間にわたってご参加いただき、ありがとうございました。
参加者の感想の一部を紹介します。
- 非常に判りやすい説明でした。そして、史料も適切なものでした。
- 定型文としての流れは読み取れるが、くせ字には難渋した!
- コロナ禍で大変な時期に感染防止対策を徹底して古文書解読講座を開設していただきありがとうございます。
- 全体の50~70%の把握くらいですが、今の内容、スピードは上達につながると思いましたので、とても楽しく気に入っています。
<講座の様子>