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2021-7 Blog Entry List
古文書初級解読講座(夏季)を開催しました
古文書初級解読講座(夏季)を、6月22日(火曜日)・6月29日(火曜日)にAコース、6月25日(金曜日)・7月2日(金曜日)にBコースで、計4日間開催しました。新型コロナウイルス感染拡大防止措置をとりながらでしたが、どちらのコースにも多くの方からご参加いただき、盛況の中で終えることができました。
古文書初級解読講座は、比較的読み易いくずし字の解読演習と時代背景の解説を行う講座です。くずし字に慣れ親しんで、少しでも多くのくずし字を読めるようになりたい方を念頭において、講座を実施しています。
今回の講座では、古文書での「数字」の確認からスタートし、「村明細帳」を教材にして、独特の言い回しやくずし字の解読をしました。また、当時の村の地図も加え、農民の生活の様子なども解説いたしました。
受講生の皆様、2日間にわたってご参加いただき、ありがとうございました。
参加者の感想の一部を紹介します。
- 古文書は解読のみならず、原物保存の重要さが理解できた。
- 用語解読などの史料が多く、解読の助けになった。
- 繰り返しが大切ということで、今後も継続して講座を受講できればと思った。
- 越後国の出来事と結びつくので興味深かった。税の算出のしかたに、当時の人の数学能力がうかがい知れた。
<講座の様子>
越後佐渡ヒストリア第96話を掲載しました
越後佐渡ヒストリア第96話は「宗門改めと宗門人別改帳~戸籍簿として視る宗門人別帳~」です
キリシタン禁止政策を村々で徹底するために始められたのが宗門改めであり、それを記録したのが宗門人別改帳です。
ただ、その情報量の多さから、現在の戸籍簿のような役目も果たすようになりました。宗門人別帳で読み解けることは何か、ご覧ください。