平成28年7月19日(火)、新潟市立高志中等教育学校の2年生4名が職業体験学習を行いました。
生徒のみなさんは、歴史資料の整理作業や閲覧出納などの体験学習に取り組みました。また、初めて古文書に触れたり、将来の職業への意識を高めるために職員へのインタビューを試みたり、文書館ならではの体験を通してこの仕事の面白さを感じたようでした。
生徒のみなさんの感想の一部を紹介します。
「館内見学のときに書庫で『新古今和歌集』や『越後道中膝栗毛』を見せていただいたときはとても感激しました。古文書の整理作業体験では、古文書の整理という滅多にできない体験ができ、とても嬉しかったです。」
「書庫に入らせていただき、『新古今和歌集』や『越後道中膝栗毛』など、他にもいつもは見ることのできない古文書や、新聞などを見たり触れることができました。」
「書庫に入って驚いたのは、書庫の大きさです。他よりも小さいと説明されたのに、とても広く、本も1万冊以上あると聞いて本当に驚きました。また、寄贈本と寄託本があることを知りませんでした。寄贈本しかなく、本は新潟県が管理しているのかと思っていたら、寄託本もあって予想外で、驚きました。」
「心に残ったことは書庫の中に入り、たくさんの本を見たことです。中でも、古い教科書を見たら、今の私たちの教科書と同じ文が載っていてびっくりしました。『東海道中膝栗毛』の作者が新潟に来ていて『越後道中膝栗毛』という本を書いていたということも初めて知りました。教科書には載っていない、歴史の裏側を見ることができたような気がします。出納体験では、あんなにたくさんの本の中から1つの本を見つけだすのは、まるで宝探しのようでした。」
 職員へのインタビューの様子 |  熱心に感想をまとめている様子 |