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新潟県立文書館

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2017/08/31

第2回教養講座の様子を紹介します

| by 文書館
 新潟県立文書館では、平成29年8月9日(水)に、第2回歴史講座「新潟のオイルラッシュ-近代石油産業の成立-」を開催しました。

講座の内容を概略で紹介します。

  
石油について掘り下げてみると、『日本書紀』には天智7年(668)に「越の国より燃ゆる土(アスファルト)、燃ゆる水(石油)が献上された」と記されています。また、江戸時代には、『北越奇談』の中でさまざまな越後の不思議のひとつとして、草水(くそうず)油(臭い水=石油)が紹介されています。越後各地で草水油が採取されましたが、灯火の油として用いても臭いがあり、黒いすすが出るため、あまり好まれませんでした。

明治期に入り、県内各地で石油採掘ブームが起こりました。このブームが起こった背景には、個人の土地所有が認められたことやランプの灯油需要が高まったことがあげられます。

このブームの中で、三島郡尼瀬油田では明治24(1891)に機械掘りによる出油に成功し、県内では石油会社の設立が相次ぎました。中でも日本石油会社や宝田石油会社は資本金1000万円の大会社へと発展していきました。

石油開発は、製油業だけでなく、鉄鋼業や鉄道など県内の重工業を発展させました。特に、鉄道の敷設は石油を運ぶという新たな目的のために県内で発展していきました。

さらに、明治40年代、飛行機や自動車、改良漁船の需要が増え、灯油より軽油や重油、機械油の需要が増加し、ますます石油の需要が増えていきました。そのため、県内のオイルラッシュは加速していきました。

◎参加者の感想の一部を紹介します。

・新潟県の産業の発展に石油が深いことを知りました。胎内市の石油がフツフツと沸いてくる様子を見てみたいと思いました。業務内容をはがきで報告するなど余談も面白かったです。
・非常に楽しみにしていた講座で、身近な地域も聞かれ、面白かったです。
・新潟の石油生産の歴史をわかりやすく説明していただけました。


  

       《講座の様子》                    【刈羽郡柏崎町茂木製油所業務日報(E0307-1 )】



16:10 | 平成29年度