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新潟県立文書館

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2016/09/28

第4回文書館教養講座「上越線の開通と新潟県」の様子を紹介します

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 新潟県立文書館では、平成28年9月28日(水)に、第4回文書館教養講座「上越線の開通と新潟県-国境のトンネルから見えたもの-」を開催しました。

 講座の内容を概略で紹介します。   

 上越線の全線開通である昭和6年(1931)9月1日は、岡村貢のみならず、豪雪地帯といわれる魚沼地方の人々の願いでもありました。岡村貢は「陸の孤島といわれる魚沼地方の発展は鉄道敷設にあり」と唱え、「交通の発達しないところに地域の繁栄は望めない」と、その思いを強くしていったのです。岡村貢が明治15年(1882)に上越線敷設運動を始めてから約半世紀の歳月を要しました。岡村は、大正9年(1920)宮内―東小千谷間開通の際、85歳の老体を押して遠路、人力車に乗って長岡市の開通式に来賓として参列し祝辞を述べました。しかし、自らはその全通の様子を見届けることなくこの世を去りました。その功績を引き継いだのが、ともに上越線の開通に尽力した南雲喜之七です。南雲は自らも岡村と同様に国会議員となり上越線敷設に尽力しました。さらに、明治34年(1901)、上越鉄道株式会社倒産後も、多くの国会議員に働きかけ、ついに東京から魚沼地方を通る鉄道の建設を実現させました。しかし、彼らの功績は、新潟県と首都圏とを結ぶ大事業の序章に過ぎなかったのではないでしょうか。つまり、岡村貢の想いが人々を動かし、国を動かしていく中で、人々の暮らしぶりを大きく変化させていくからです。そして戦後、そのバトンを受け継ぎ、新潟県と首都圏を結ぶ大動脈となる上越新幹線開通に尽力したのが田中角栄ではないでしょうか。著書『日本列島改造論』の中で、新幹線や高速道路などの高速交通網の整備を説いています。そして上越新幹線、高速道路の整備によって、首都圏との距離は一段と縮まり、今日の発展につながっているといっても過言ではないと思います。近年の交通網は、ヒトの移動、物流の速さなどからもわかるようにものすごい速さで整備が進んでいます。これからもますます新潟県と首都圏との距離は縮まっていくことでしょう。
 
 参加者の感想の一部を紹介します。

◇画像とマップが多用されていて明るくてよかったです。レジメを参考に、今度上越沿線を訪れてみたいと思います。
◇若い頃、谷川登山でよく利用した土合、土樽駅の紹介をなつかしい思い出として聴かせていただきました。
◇私も、新清水トンネルに従事していました。当時は上越線複線化工事と言っていました。
◇講師の年齢がほぼ同じで目線が共感できるところが多かった。


講座の様子

当館所蔵明治二十年鉄道関係書類 H97-土監-135




19:56 | 平成28年度