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[第9話]お父さんの帰郷を待つ家族の手紙

 

 これは江戸時代の終わり頃、家族と離れているお父さんに宛てた手紙です。おたい、おじゅん、寛平の3人が出したものです。(下の写真は一部分)
 最初に登場する「おたい」は、子供や家のことはどうか心配なさいませんように、無事にお帰りになるようにと伝えていることから、一家の奥さんです。
 次に2人の子供が登場。姉の「おじゅん」と弟の「寛平」はお父さんが無事であることを悦び、江戸絵(※1)を送ってくれたことへのお礼を伝えています。最後に、”どうか無事に帰ってきて、そのときにはお土産も“とお願いすることも忘れていません。
 今も、どこかでこのような会話をしている家がありそうです。寛平少年は、のちに尋常小学校の先生を経てきのと村村長に就任、北蒲原きたかんばら郡の石油試掘にも力を注ぎます。この手紙は現在の胎内たいない市(旧中条なかじょう町乙)に伝わりました。
(※1)江戸絵は、江戸中期頃から大人気を博した役者絵などの錦絵をさします。


【北蒲原郡乙村丸岡家近世近代文書より】(請求記号F41-47)