平成28年11月26日(土)に、平成28年度第2回歴史講座「江戸時代の民衆と教育力-近世越後における学びとともに-」を開催しました
講師には、東北大学大学院教授の八鍬友広氏をお招きしました。講座では、江戸時代の民衆の教育力について、外国人の記録に加えて、明治期の自署率や非識字率を比較しながら、大変わかりやすく紹介していただきました。また、村上市の資料を御紹介いただいたことで県内の歴史資料の価値についても学ぶ機会となり、近世越後の様子に思いを馳せることができる講座となりました。
※自署率とは? 「6歳以上で自己の姓名を記し得る者」の比率のこと。
参加者の感想の一部を紹介します。
◆江戸時代の教育の状態のデータによる説明は面白く、一面的な歴史の見方は難しいと思いました。
◆郷土村上の教育について知ることが出来てよかった。機器発達は識字率が落ちる可能性があり、考えさせられました。
◆越後村上に寺子屋があったことを知って、とても勉強になりました。村上市に一度行ってみようと思いました。
◆新しい研究の成果を平易な説明で拝聴でき、ありがたく思いました。

≪講座の様子≫