第2回歴史講演会の様子を紹介します

 令和6年3月2日(土)に、令和5年度第2回歴史講演会「越後上杉房定と関東」を開催しました。 

 講師には、群馬県立歴史博物館の森田真一氏をお招きしました。 

 上杉房定は戦国時代の前半の越後守護で、皆さんご存知の上杉謙信より100年ほど早くに活躍した人物です。関東から京都、そして越後に至るまでの上杉一門の関係や、関東の戦乱における房定の果たした役割について、非常にわかりやすくご講演いただきました。

 また、当館に寄託されている「善照寺文書」にも触れていただき、文書の内容についての考察をしていただきました。

 来年度にも歴史講演会の開催を2回予定しております。以降も魅力的なテーマでお届けしたいと思いますので、多くの方のご参加をお待ちしております。

*****参加者の感想の一部を紹介します。*****
●室町幕府と鎌倉府とのバランス関係が微妙な情勢の中、守護として越後の領国経営を行った手腕は大変なものだと思う。今まであまり触れる機会のなかった人物だけに、新発見があって勉強になりました。

●越後上杉氏の歴史の中でのあり方が違っていたら、今の新潟県のあり方もかなり変わったものになっていたのでは?と想像してみたくなった。

●難しい古文書解読の講演と考えていたが、歴史小説のような語り口で非常に面白かった。

●(善照寺文書の)研究の進展を期待しています。頑張ってください。

 

*****講演会の様子*****