古文書初級解読講座(夏季)を開催しました

 古文書初級解読講座(夏季)を、6月30日(金)・7月14日(金)にAコース、7月5日(水)・7月12日(水)にBコースで、計4日間開催しました。どちらのコースにも多くの方からご参加いただき、盛況の中で終えることができました。
 古文書初級解読講座は、比較的読み易いくずし字の解読演習と時代背景の解説を行う講座です。くずし字に慣れ親しんで、少しでも多くのくずし字を読めるようになりたい方を念頭において、講座を実施しています。
 今回の講座では、近世(江戸時代)の奉公人についてを教材とし、給料や決めごと、奉公中におこした事件などを一紙文書から読み解いていきました。史料から当時の人々の生活の様子がうかがえたでしょうか。
 受講生の皆様、2日間にわたってご参加いただき、ありがとうございました。

=====参加者の感想の一部を紹介します=====
■江戸時代も現代も、勤め人には同じような問題が起こるものだなあ…と、親近感がわき、サラリーマンの悲哀を感じつつ 受講いたしました。取り扱う資料が毎回たいへんユニークで興味深く、講師の選択眼とセンスにいつも感心しています。

■現代の生活の中でも目にすることがある昔の記述(碑文など)が読めると、街あるきで神社仏閣を訪ねた際に役に立つかなと思いました。

■先生が教え方が丁寧。落ち着いて対処していただける。拡大された資料(A3版)は読みやすい。

■くずし字は今もってわからない。機会があれば文書館を活用し、古文書に触れてゆきたい。

=====講座の様子=====