新潟県全般に関する相談:Q3

Q3
質問 明治初期の新潟県の人口はどれくらいか?
回答

新潟県の現住人口は明治25年(1892)まで全国一でした(2012年の県勢要覧において新潟県の現住人口は全国14位です)。しかし、明治26年に神奈川県の三多摩地方が東京府に編入されたことから、東京府の人口が一挙に増加し全国1位になります。その後、日清戦争後、大阪府にも抜かれて第3位となります。

『新潟県統計書』によると、新潟県が東蒲原郡を合併してほぼ現在の県域を確定した明治19年(1886)の現住人口は163万人です。明治40年(1907)には180万人、大正5年(1916)には194万9千人となります。この年を境に、現住人口の著しい減少がみられますが、次第に回復し、昭和4年(1929)には県民人口が200万人に達します。

参考資料 『新潟県史』通史編7近代二(p193)
『新潟県史』資料編17近代五