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新潟県立文書館

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2016/12/08

特別企画展を楽しむ講座の様子を紹介します

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 平成28年11月2日(水)、9日(水)に、特別企画展を楽しむための講座「知って得する越佐教育小史」を、第7回・第8回教養講座として開催しました。近代化が求めた学びを所蔵文書や展示文書を使って解説しました。以下はその概要です。(両日とも同内容)


 教科書及びそこからの学びが、日本の近代国家を作ったといわれています。明治5年(1872)の学制発布により国民皆学となり、候文そうろうぶんなどの独特な言い回し、くずし文字などは非現実的であるということで批判されたのです。


 国語では、候文を排除し楷書が奨励され教科書にも導入されました。明治30年代になると、仮名については一音一字とすること、標準語の使用が推奨されました。教科書もそれに合わせて作成されていきます。江戸時代まで普通に使用されていた文体やくずし字は、以上のように、合理的な形に変革していったのです。


  理科では、明治以前の日本は、科学的な知識、理解が欧米諸国より遅れていました。雷は雷神、地震はなまずが起こすと考えられていたほどでした。そのことが『和漢三才図会わかんさんさいずえ』(現在の百科事典のようなもの)に記されています。明治政府は科学の教育に力を注いでいきます。『物理階梯ぶつりかいてい』という教科書は、他に出版された多くの教科書とともに、日本人の自然現象に対する理解を大きく変革させたといわれています。


このように、明治期に使用された多くの教科書は、日本の近代化に大きな影響を与えた要因の一つともいえるのです。


※両日とも講座終了後、特別企画展で県内に残されてきた教科書を手にとってご覧になる方々がおられました。



≪講座の様子≫


「手習い本」(請求番号E9304-1)

「和漢三才図会」(請求番号E0806-247-1)


「物理階梯」(請求番号F40-521)
11:43 | 平成28年度