自分でできる文書の整理
ご家庭でできる、ごく簡単な整理方法の一例を紹介します。
◇第1段階 箱を整理する

◇第2段階 文書群の概要を知る ~全ての文字が読めなくてもできる概要を知るコツ~
筆・ペン・鉛筆など文字を書くために使われた道具は時代とともに変化します。書体も変わっていきます。その中でも特に筆を日常的に使っていた江戸時代の文書は、慣れていないとなかなか読めないものです。しかし、全ての文字が読めなくてもできる整理があります。
1.江戸時代の文書を知る

文書の形状(かたち)を見る
江戸時代に書かれた文書を形状で分けると以下のように大別できます。
それぞれのかたちの用紙に書かれる内容はほぼ決まっています。

表題の中のキーワードを見つける
表題を見れば内容が分かる文書もありますが、一紙ものの中には表題だけでは内容を掴みにくいものもあります。内容を推測できるキーワードを紹介しますので探してみてください。

いつ頃の文書なのかを探る
作成年代は文章の最後の部分に書かれています。
年代が読み取れたら、年号表などと照合させてみましょう。
2.明治時代以降の文書を知る
明治時代以降(近代)になると、私たちが使っている書体にだんだんと近づいてきます。
江戸時代の文書よりは読みやすいと思います。
また、郵便制度導入によるはがき・切手・電報などの出現、活版印刷による大量印刷、洋紙の導入、筆記用具の変化などの影響により、文書の形状(かたち)や紙の材質は多種多様です。