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新潟県立文書館

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2015/10/02

第4回文書館教養講座「郷土研究の先哲」を開催しました

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 新潟県立文書館では、平成27年10月2日(金)に、第4回文書館教養講座「郷土研究の先哲 -蔵書から探る研究の足跡-」を開催しました。

   講座の内容を概略で紹介します。

 新潟県民俗学発展の祖である小林(ながろう)の姿を、新潟県立文書館が所蔵している「新潟県民俗学会旧蔵刊行物」(通称小林存文庫)のなかからみていきました。

 小林存は、明治10年(1877)に新潟県中蒲原郡横越村(現在の新潟市江南区横越)の大庄屋の家に生まれました。27歳のときに新潟新聞社で働き始め、退社後は自らが立ち上げた『高志時報(こしじほう)』や、顧問として論説を載せていた週刊紙『東北時報』で、文筆家・記者として活動を続けていました。

 小林存と民俗学の出会いは、関係者の回想から昭和7・8年頃と推測されています。昭和9年(1934)に、古老の談話会を毎月設け、その機関紙として『高志路こしじ』の創刊を提案し、翌年1月には全国で最初の郷土研究誌『高志路』を創刊しました。

 小林存は、生涯、新潟で郷土研究を続けました。代表的な著作として、『県内地名新考』(E9111-236・237)・『越後方言考』(E9111-1416)  があります。約1700点に及ぶ蔵書群の中には、これらの執筆に際し活用したものも多く含まれています。蔵書群を見ていくと、柳田國男、吉田東伍といった全国区で活躍する研究者の著作のみならず、地方の研究者の著作や師範学校の学生の遺稿など、経歴に拘らず、様々な本を読み勉強していたことがわかりました。また、すべての蔵書を分野別に分類した結果、特に民俗関係の蔵書の多いことや、郷土や民俗の研究に直接の関係がない、古典や詩歌の本が多いことがわかりました。
 最晩年まで現地に足を運び、民俗の蒐集(しゅうしゅう)に努め、そして鈴木牧之(すずきぼくし)が書き記した幻の衣類【アンギン】を見つけます。その他、生まれ故郷である横越村の村誌を執筆するなど、郷土の再発見に貢献し続けました。



講座の様子

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18:01 | 平成27年度